昨日はリクルートの方と話しをさせていただいていました。
もっとスタディサプリを活用できないか、との相談でした。
反転授業をするにしても、結構難しいものがあります。
動画を見てくることを課題にするのには、相当の下地が必要です。
例えば、数学の三角関数が全く分からない生徒が、自分で家や
学校の自習室で動画を毎日見てくるか、ということです。
東進の映像授業もそうですが、映像授業がどんなに分かりやすくとも、
その前提は「自分で勉強ができる生徒」です。
自分で勉強ができるようになったのに成績に不安がある場合は、
映像授業は相当の効果を発揮するはずです。
そうでない場合は、(まだ)手取り足取り見てあげなければならない場合もあります。
意味付けと意識づけをきちんとしていかないと、動画を見ることがただの作業になってしまいます。
この辺は導入している以上、悩ましいところです。
しかし、スタディサプリが扱っている「到達度テスト」は生徒それぞれの弱点が浮き彫りになるものなので
非常によいと思っています(実際に使ってみるかは分かりません)。
ICT教材も飽和が予想される中で、すべてのことをやっていくのは容易ではありません。
そろそろ取捨選択して、スマート化を図るのが適当な時期に来たと考えております。