昨日入試後にパッと解いてみました。
昨年のⅡBのような定義を聞くような問題は無く、
普段の(?)形に戻った印象です。
しかし、データの分析は、標準偏差の定義を知らないと
誤答する可能性があるので、要注意でした。
μを平均値、σを標準偏差とすると、正規分布であれば図のような関係になります。
「先生、標準偏差って何? 分散って何?」というのは数学Ⅰをやっていれば良く聞かれますが、
平均値とのずれを表したのが標準偏差です。
平均値±σの区間には全体の68.27%が存在し、
平均値±2σの区間には全体の95.45%が存在するのです(数学Bの統計の内容です)。
初任の頃は、「標準偏差は散らばりを表すんだ!」とか訳の分からないことを言っていましたが、
定義は正しく伝えないとまずいです(反省)。
確率も流れに乗っていけば、上手く解答できました。
条件の文章が読み取れるかどうかにポイントがありそうです。
しっかり過去問等で演習を重ねてきた生徒には、ご利益があった問題だと思います。
来年度はセンター試験最後の年となるので、問題内容にも一層の注目が集まります。