昨日入試後にパッと解いてみました。

昨年のⅡBのような定義を聞くような問題は無く、

普段の(?)形に戻った印象です。

 

しかし、データの分析は、標準偏差の定義を知らないと

誤答する可能性があるので、要注意でした。

 

http://kabblog.net/1419/より

 

μを平均値、σを標準偏差とすると、正規分布であれば図のような関係になります。

 

「先生、標準偏差って何? 分散って何?」というのは数学Ⅰをやっていれば良く聞かれますが、

平均値とのずれを表したのが標準偏差です。

平均値±σの区間には全体の68.27%が存在し、

平均値±2σの区間には全体の95.45%が存在するのです(数学Bの統計の内容です)。

 

初任の頃は、「標準偏差は散らばりを表すんだ!」とか訳の分からないことを言っていましたが、

定義は正しく伝えないとまずいです(反省)。

 

確率も流れに乗っていけば、上手く解答できました。

条件の文章が読み取れるかどうかにポイントがありそうです。

 

しっかり過去問等で演習を重ねてきた生徒には、ご利益があった問題だと思います。

来年度はセンター試験最後の年となるので、問題内容にも一層の注目が集まります。