某予備校の講演会に参加をしてきました。

 

2020年に大学入試改革が予定されていますが、

「変わるもの」と「変わらないもの」をテーマにお話を聞いてきました。

 

1872年に学制が発布されて以来、教育制度は

大きく変わってきませんでした。

 

1979年の共通1次試験実施、その11年後の大学入試センター試験実施、

20世紀末には「ゆとり教育」などいくつかの変革はありましたが

学校教育が大きく変化したわけではありませんでした。

 

この大学入試改革で、それも変わっていくのではないか

というのが話題の中心でした。

 

確かに、ただ「覚えなさい」という授業や

「文系だから数学は勉強しなくてよい」という風潮は

この改革で一掃されそうです。

 

ただし、大学入試にある

メッセージについては変わらないでほしいです。

(これについては後日書きます)

 

しかし、英語の4技能試験に関しては、

まだ大学ごとに差異がある上に、

英検とGTECの圧勝になる点も懸念されているので、

注意が必要かと思います。

 

私が心に残った言葉を一つ。

私が嫌いな「グローバル教育」について

演出家の平田オリザ氏がこう仰ったそうです。

 

グローバル教育とは、39人を犠牲にして、たった一人の

ユニクロシンガポール支店の店長を作ること。

 

頷くほど納得。人によってグローバルって異なるはずなのに

1つの方向を向かせようとしています。

しかし、その方向すら定まっていないので、曖昧になっています。

この入試改革が、どう方向性を定めていくかに、大注目です。

 

帰りは靖国神社の遊就館を見学に行きました。

パラオで「靖国神社はぜひ行ってほしい」と言われたのが

ずっと引っかかっていました。

 

3時間いましたが、全部見きれず。

 

若くして戦地にてその生涯を終えた戦士たちの遺書や

世界に唯一残る軍旗、血痕が残る軍服など、

言葉を失います。

 

73年前、自分がそうだったら、そこにいたら、

一体どうしていたのだろう。どうだったのだろう。

 

そんなことを考えざるを得ない空間でした。

↑人間魚雷「回天」

 

↑戦艦武蔵の模型

 

https://www.yasukuni.or.jp/yusyukan/

↑靖国神社・遊就館のHP