飛行機や電車で移動中は読書をするようにしています。
周りを見渡しても、老若男女問わずスマートフォンなので、
(改めて見ると、不思議な現象だと思っています)
時代を逆行しています。
飛行機で必ず読むのは、林修氏の「受験必要論」です。
初版が2013年です。何度か拝読させていただいております。
林先生は、様々な発言をされておりますが、私の胸に突き刺さるお言葉
ばかりなので、いつも多くの刺激をもらっています。
教員として落ち込むと、P149を読みます。
文庫版ではズレがあるかおしれませんがご了承ください。
こういうことが書かれています。
―予備校講師に必要な資質を考えますと、なんでしょうか。―
まずは、担当科目についての爆発的な学力です。どんな優秀な生徒を目の前にしても、
自分の担当の科目だけは絶対に負けないことが必要です。
それができないと、下位の生徒をごまかすことはできても、上位を含めたすべての生徒の
真の信用を得ることは困難だと考えています。生徒は、数多くの科目を、せいぜい3年間
という期間の中で習得するのですから、たった1科目だけを、何年も何十年もやっている講師が
圧倒できないようでは話にならない、ということです。
教員として当たり前のことであることは明らかですが、こうして文字として
認識すると、身が引き締まります。不思議と授業準備にも力が入ります。
高い専門性が教員の証なのです。