この日は現地の高校に潜入しました。
(写真撮影はNGだったので、今回は1枚もありません。)
以前より、海外の教育にも興味を持っていたので、
外務省や大使館の方々を拝み倒して、実現しました。
そして、とある高校を紹介していただきました。
(名だしもしませんが、私学です)
伺うと、校長先生を始め、来客としてご丁寧に
対応をしてくれました。感謝です。
まず、宗教(Religion)の先生にインタビュー。
カウンセラーも兼ねているとのことで、私の持ってきたiPadに興味を
お持ちでした。時間割を見せていただきましたが、私よりも(当然)
少なく、早くて15時には帰宅すると仰っていました。
このような時間が精神を休めていい授業ができるのだ
と言われ、私は何も言えず……。今の自分の行動に突き刺さる言葉でした。
日本の教員は何で忙しいのか、とも聞かれ、ありのままを話しました。
「電話で保護者対応までするの?」
と驚いていました。日本の教員は何から何までやるので、海外から
見たらやはり異常なようです。
続いて生徒にインタビュー。
この学校で最も優秀な生徒でした。
他の生徒の食事に乱入しましたが、間に入って私のダメ英語を
訳してくれました。
生徒は授業が楽しいようで、英語が好き、日本語が好き…
など、非常に前向きでした。日本に憧れを持っている生徒も多く、
いずれはいってみたいという様子も見られました。
漫画(ナルトが人気なようです)の影響も大きいようです。
その優秀な生徒も、いずれは日本で働きたいようでした。
非常に前向きな生徒が多く、夢や希望を山のように持っていました。
日本もそのような姿勢を見習っても良いのではないでしょうか。
パラオ語の先生にインタビュー。
お母様が沖縄の方のようでした。日本語とパラオ語の関係について
結構話をしました。若者が使うパラオ語はちょっと違うとも仰っていました。
校長先生との会話。
私が学校を訪問してくれたことを非常に喜ばしく思ってくれました。
この学校がさらに良くなっていくためには大切なことと思っていただけたようです。
本当にありがたいです。
実は、数学(Algebra)は中学校までしかなく、高度な数学(高校数学以上)を教えることはないようです。
現地の本屋で読んだ本も、中学内容まででした。
高度な論理力をつける教育は、日本の方が進んでいるようです。
パラオには、短大までしかなく、大学はアメリカ等に行くしかないようで、
優秀な人材の流出が課題となっているようです。
そのような話を伺うと、何かできることはないかと、つい考えてしまいます。