今回は本の紹介です(若干古いかも……)

 

駿台の元講師の方が書かれたとかで、新聞で紹介されていました。

 

授業で、難解な言葉を使いすぎると、生徒は「分かりにくい授業」と認識することがあります。

だからこそ、授業準備では、伝わる言葉を選んで、それを図表に表すように工夫をしています。

 

それを分かりやすく表現してくれている著書であると思います。

 

しかし、授業内ではある程度の「分かりづらさ」は必要だと思います。

それは考えさせるためでもあります。

 

2次方程式の判別式。

 計算した値が正であれば、異なる2つの実数解、0であれば重解……

とあります。判別式が、解の公式の根号内の式に等しいと言えば、ある程度は納得してくれます。

(稀に解の公式を説明せざるを得ない場合がありますが。)

 

なんで、正ならば実数解2つなんだろう?

と疑問を投げかけると、結構考えてくれます。

 

授業内では頭を動かさせることは重要です。

 

それは、東進の林修先生が著書「林修の仕事原論」でも仰っています。

 

このバランスが非常に難しいと思いますが、生徒を見てやっていくしかありません。