私は月に一回の小さな勉強会に行っています。

その中には、ある塾を経営されている方が見えます。

[私はこの方に落語を見に行くように進められ、今勉強中です]

 

その方が中学受験についていろいろおっしゃっていましたが、その中で

私も思っていたことを紹介します。

 

①多様な受験スタイル

 約10年前は、国算社理の4教科(学校によっては2教科、関西には3教科受験校もあり)が主流でしたが、

 最近では、適正検査型や、ルーブリック型、総合教科型など多岐に渡っています。

 なぜここまで多様化したのでしょうか? 個々の児童のニーズに併せた、というのは聞こえがよいですが、

 これがただの受験生獲得のためであれば、残念なことです。

 

 思考力、判断力、表現力がある児童が欲しいという学校も不思議で、そんな力は入学後につければよいのです。

 そのために私学に入学しているのですから。

 

 まずは上記4教科をしっかりやらせるべきではないでしょうか。

 

②英語受験

 数年前から、英語が小学校に導入されました。だから英語で中学受験をするご家庭も増えてきているといいます。

 特に英検等の資格を持っていると入試も有利になる場合もあるそうです。

 

 しかし、なぜ小学校から英語を学ぶ必要があるのかが、何とも言えないところです。

 中学校からしっかりやっていけば、大学入試がどう変わろうが、私学の力で入試に対応する力をつける以上に、

 英語を使って仕事をする人材を育てることもできるはずです。

 まずは4教科受験でよいのではないでしょうか。

 

 

近年、学生の読解力の低下が叫ばれています。もっと本や教科書を読んで、日本語で要約する時間をとるべきではないでしょうか。

数学でも、問題の意味が分からない、と質問にくる生徒が増えました。多くは日本語の問題です。

小さいときから、国語、そして算数の基本をしっかりすることで、読解力や思考力はついてくるはずなのですが、帰国子女等を除き、

その時間を英語に割かなければならないのは、まだ早いのではないでしょうか。

 

勉強会で上記の話を聞き、私と意見が全く同じだったので、まとめてみました。

 

これからの中学入試はどうなっていくのでしょうか?