中学受験

 

私も数十年前に経験しました。地元の中学校が荒れていたのと、地元の高校からは4大には行けないよ、という話を聞いて、受験を決意しました。

 

私は勉強ができる子ではありませんでした。最も苦手だったのは算数。

計算に分数が入ると答えが合うことがありません。

受験算数特有の、濃度や割合などはもうお手上げでした。

 

結局、得意になることはなく、受験を迎えてしまいました。

 

受かった学校に通いましたが、そこでは数学と出会いました。

算数ができない私でしたが、とりあえず毎日計算をした気がします。

中学受験で毎日勉強をしたので、その辺りは苦ではありませんでした。

すると、不思議なくらい、計算が合うようになりました。

気づいたら、あっという間に得意教科となり、数学科に行くことまで

決意してしまいました。小6の自分が今の自分なんて全く想像ができないでしょう。

 

この経験のおかげで、次の2つのことを学んだと思っています。

 ①中学受験で得る経験は、中学入学後に活きるということ。

 ②どんなにできない人でも、毎日やれば変わること。

②はたまに生徒に説いています。九九すら間違える私が数学の教員になれたので、

皆さんもどんどんやってみればいいと伝えています。

 

今の私があるのは中学受験がきっかけですし、それを応援してくれた周囲の方々のお陰です。今日は私のもう1つの誕生日だと思います。