サスティナブル共育ワークショップDay1 | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

昨日は、

市民団体ラクロサポーター主催

「サスティナブル共育ワークショップ」の1日目でした。

この事業は、

令和3年度日進市市民自治活動推進補助金事業となります。

 

今回は、イエナプラン教育とフィンランド教育について学びました。

 

前半は、フィンランド教育について、
てら小屋遊学舎 代表の日下由紀子さんにお話し頂きました。

日本との教育の違いについて、

重視していること、カリキュラム、生徒や先生の在り方、日常生活など

様々なトピックがありました。

 

読解力や作文が重視されていて

自分が持っている知識をどう表現し、

考えていることを伝えるかが大切とのこと。

伝え方については、ワークを通じて体感する時間もありました。

 

フィンランド人は、日本人と同じでシャイな人が多いというのは意外でしたが、

その特性を知った上でのアプローチがあるのはいいですね。

 

後半は、イエナプラン教育について、

「ひらけごま。」プロジェクト 代表の若杉逸平さんにお話し頂きました。

一人ひとりを尊重しながら自律と共生を学ぶ教育

イエナプラン教育は、名古屋市でも研究校で導入されているもので、

興味深いテーマです。

 

一人ひとりを尊重しながら自律と共生を学ぶ教育

を掲げて、20の原則等にそって、現場では教育が実践されています。

異年齢学級で構成され、対話・学習・遊び・催しが盛り込まれた時間割を

自分で選択して組んでいくのも面白いです。

 

そのために

安心・安全の場

アイデンティティーを持てる場

になっているというのも納得です。

 

今回は、イエナプラン教育の特徴でもある「サークル対話」を体験。

20の原則の1番目を読んで意見交換をする時間がありました。

 

どんな人も、世界にたった一人しかいない人です。

つまり、どの子どももどの大人も一人一人がほかの人や物によっては取り換えることのできない、

かけがいのない価値を持っています。

 

個を重視するという部分はとても大切だと思いました。

 

共通してあったことは、

日本は記憶重視の一律に進むティーチング中心の授業に対して

イエナプラン教育もフィンランド教育も考える力と個を重視したファシリテーション型の授業になっているということ。

だから学びが主体的になるのは当然です。

 

今の教育に取り入れられることは何か

私たち一人一人ができることは何か

持続可能な共育とは何か

今一度考える機会を引き続き創って参ります。

 

次回は12月18日(土)です。

ニュージーランド教育と女川町スタディーツワー報告

です。

 

「一人ひとりを大切にするには?」