シシングハースト城庭園

-Sissinghurst Castle Garden

英国南部ケント州は英国にしては温暖な気候で海もあり美味しいフルーツや海産物料理、お野菜等々食も充実した英国の豊かなる土地です。
 
そこにある名庭園Sissinghurst Castle Gardenは、この時期6月中旬に最高の花盛りになり、日本人観光客を含め世界から多数の人々が訪れます。中でも庭園にあるホワイトガーデンは白い花、植物、アーチ等々を全て白を基調とした庭園で、訪れた人々の感嘆の声が響き渡ります。
塔があり、上から邸宅、庭、さらには遠景まで望むことができ違った面の邸宅や庭を楽しむことができます。
 
この邸宅にまつわるお話が本になって日本で販売されているようで、ちょっとした伝説的な要素も加わり魅力的な訪問地であります。

 

既に何度か紹介しているHatfield Houseですが、今回六月のお庭が今まで見た中で一番華やかだと思いますのでご紹介。

 

ここはロンドン北部から大体車で30分程度の場所でフィンチリーエリアからだと高速も一本だけで凄く訪れやすい場所です。

古くは、ヘンリー八世の時代にエリザベス一世が大人になるまで過ごした場所として有名で、洋館はその時代の様式を取り入れた建物として5指に入る程重要な建築です。

 

入場は有料で2017年6月時点で洋館+ガーデンで19ポンド程度。洋館を入れないと12ポンド位になりますが、初めていらっしゃる場合は洋館も訪れることをお勧めします。そして水曜日だけは洋館を正面から見て左側にある小さな入口で4ポンド払うと別の庭園へ入ることができます。奥の方に象の置物があるのが有名な庭園。

 

英国は無料で見られる庭園も素晴らしいのですが、有料になるとさらに素晴らしいというのを実感させてくれる庭園です。

 

ロンドン中心地北部にロンドン動物園があるリージェンツパークという大きな公園があります。ここは名画メリーポピンズでディックバンダイク演じる道化師が石畳に絵を描いていた公園であり、またとてつもないバラ園が整備されていたり、広大なグラウンドでラグビーやクリケットが楽しまれたりする都市型公園の模範のような場所です。

 

その内側にインナーサークルという公園の内側を円形に走る道路があるのですが、その一角にSt John's Lodgeという知る人ぞ知る小さな公園があります。入口の間口は3メートル程度、知っている人でなければ通り過ぎてしまうような小さな入口です。植物がからみついたアーチ状の通路を進んで中に折れて入ると、そこには楽園のようなお庭が用意されております。

 

中々無料でここまでの公園を見られる場所は少ないので、凄くお勧めの公園です。

ロンドンへいらっしゃったら是非訪れてください。

 

ロンドンに英国空軍博物館というのがあります。

結構英国は博物館や美術館が無料なのですが、ここも無料で開放中。

 

しかし、他の文化施設が上品な感じで女性受けしそうなのに、ここはまさに男の世界。

あるのは兵器、兵器、兵器、時たま救急ヘリコプターとか。

そんなわけでこういうのが好きな方は朝から晩までどっぷりと浸かることができる場所です。

展示を見ていると、よくまあ日本はこんな兵器のある相手と戦っていたんだなと感じられます。

 

働いているのは退役軍人の方たちらしいです。

スペインバスク地方は世界に名の知れた美食の地域として有名です。

ビルバオ、サンタンデール、サンセバスティアンが大きな町としては有名で、その他にも海沿いにGetaria、Castro Urdiales、Santonaとキラ星のごとくグルメな街が広がります。ここの料理の基本はカンタブリア海からもたらされる豊富な海の幸。海岸線沿いには山があり降雨量も多く、山の栄養分がふんだんに海に注ぎ込み、その栄養素をエネルギーとした魚や貝、海藻類が最高の食材を作り出します。

それを長い歴史が素敵なピンチョス(爪楊枝で刺した一品料理)等として世界の人々を魅了する料理を多数生み出しました。

今回車をレンタカーしちょっとフランスバイヨンヌにまで足を延ばし色々な料理を試してきました。

 

以下写真と共に少しご説明。

 

ビルバオ歴史地区で大広場に面する二つの有名なピンチョスが有名なバル。

奥で座って暖かい料理も食べられます。

フランスバイヨンヌでドラクエの賢者みたいな銅像がありました。

サンセバスティアンは歴史地区が有名ですが、やはり現地の人たちが集うレストランは価格的にもレベル的にも高いです、そのうちでも抜きんでているのが写真のBodega Donostiarra。

どちらかというと座ってお皿料理を食べる事がメイン。8時くらいに行っておかないと座れない。2~3ユーロの小さなトルティーヤ(卵焼き)が最高レベル。この卵焼きはアンチョビ入りやポテト入り、キノコ入り等々選ぶことができます。Solomillo(サーロイン)は凄くスペインぽくて上質でいいですよ。

サンセバスティアンはカンタブリアの真珠と呼ばれる円形のビーチがあり5月くらいから運が良ければ海水浴が楽しめます。トップレスは当たり前のビーチなので日本人は最初ちょっと恥ずかしくなってしまいます。

ピミエントス デ パドロン、日本名はシシトウのオリーブオイル焼きです。

が、日本のシシトウと違い肉厚で焦げ目と岩塩の味と実から出てくるジューシーな野菜の味が混ざり合いビールが止まらなくなります。

Castro Urdialesは海の男の街。今でも目の前で漁船からカンタブリア海で獲られた海の幸がどんどん水揚げされていきます。小さな町には不釣り合いな大きな聖堂やお城がありましたが、おそらくかつては交通の要衝だったと推察されます。

サンタンデールは上品な避暑地としてスペイン人たちに人気。世界的に有名なサンタンデール銀行の立派な建物もあります。岬の先にマグダレナ宮殿があり街からそこまでゆっくりと散歩を楽しむ人々が多く見受けられます。

ピンチョスのお店も多く、色々な名店が揃っています。

我々が訪れたのはCasaLitaとSandoñana。

前者はピンチョス中心でモダンな感じ。後者はお皿料理が主体のちょっと高級バル。

両方ともにお勧めです。

 

バスク地方、凄くお勧めな旅行先なので機会があったら是非どうぞ。