こんにちは。

子育てコーチング協会インストラクターの高瀬まち子です。

お久しぶりのブログです。

 

今日は、当協会の初級講座を受講して

変化したことを書いてみたいと思います。
 

  

お母さんは全く聞いてくれない!

 

 

私がはじめて初級講座を受講したのは今から3年前、2020年でした。

 

上の息子はすでに20歳、娘も17歳になっていました。

 

小さい子ども向けと感じたこの初級講座を、なぜそのタイミングで受講しようと思ったのか。
 

それは、当時子どもとの関係がぎくしゃくして限界に達していたからです。

2人とも高校生、小学生でそれぞれ不登校を経験しました。


ささいな事から言い合いになる毎日、伝わらないもどかしさ。

昔の事で責められる事もしょっちゅうでした。

 

その時にいつも言われていたのは

 

「お母さんは昔から全然話を聞いてくれない」

 

「途中で遮って、言いたいことを一方的に言って終わり」

 

「不登校の時も怒ってばっかりで聞いてくれなかった」

でした。
 

その言葉にとてもショックを受けました。

「あんなに子どものことを思って、聞いてきたのに?」

 

 

同時に、苦い記憶もよみがえってきました。

 

それは昔からよく言われていた「話を聞かない」という言葉です。

 

聞いてない、途中で遮る、いつの間にか自分の話を延々としている。

 

それは子どもたちだけでなく、両親にも姉にも、仲のいい友人にも、言われたことでした。

 

そういえばあの時もこの時も、私ばかり話していた。

 

相手はがっかりした顔をしてたな。

 

そもそも会話になってなかったかもしれない。

 

会話のキャッチボールって?

 

聞くってどういうふうにするの?

 

かなり大人になってからようやく気づいて、愕然としながらも、これはまずいと思いました。

 

 

  

初級講座を受講する

 

 

なんとかしなければ・・・そう思っていた時に

初級講座を受講した方の「聞くことで親子関係が変わった」という感想が目に留まりました。

 

「聞くで人生が変わる」という感想もあります。

 

本当に?でも行ってみよう!と参加を決めました。

 

そうしてはじめて受講した初級講座。

 

ただ「そうなんだね」と聞いてもらえる安心感。

 

やってみてわかる、聞いてもらえたという実感。

 

私に足りなかったのはこれだった。

 

それが「聞く」のはじまりだったように思います。

 

それからは日々実践の毎日でした。

 

何か言いたくなるときは、その言葉を横に置く。

 

話し終わるまで待つ。

 

最初は「聞く聴く訊く・・・」と言い聞かせていました。
 

もちろんできない時もあります。

 

その時は

「今ちょっと無理だけど、これが終わったら聞くよ」

と伝えたら大丈夫だとわかりました。
 

それまでは「忙しいのに!」と何かしながら聞き流していたんです。

 

それでは、聞いていもらってるとはとても思えないですよね。


 

 

  

気がつくと変わっていた

 

 

そういう日々を重ねて1年ほどたったある日、子どもたちの会話が聞こえてきました。

 

「お母さんは自分の話が多いよな」
という息子に

 

「最近ちょっと変わってきてるよ、だいぶ聞いてくれるようになってる。

 

今度ちょっと気にしてみて」

と娘が言っていたのです。
 

隣の部屋から思わず会話に入っていきました。

「本当に?そう思う?」

と聞いたら

「うん、前とは違うよ。気づいてないんだね」
と。

 

その時胸が熱くなり、ものすごく嬉しかったのを覚えています。

 

 

 

そしてその日からさらに2年がたちました。

 

一人暮らし5年目の息子は、

「家に帰るとホッとする」

と言います。

電話でも、話しているうちに声が落ち着いてくるのを感じます。
 

娘には、

「何かあってもお母さんが聞いてくれるから大丈夫だと思える。

居心地がいいから家が好き」

と言ってくれるようになりました。
 

気がつくと子どもたちとの信頼関係が強くなり本音で話せるように変わりました。

 

まさに「聞く」ことで「こどもとなかよく」変わっていけたのです。

 

「聞くこと」で人生が変わる。

 

この言葉は過言ではないと思います。
 

もっと早く出会えていたら、受講できていたらと思った時もありましたが、必要なタイミングで出会うようになっていると今は思います。

今も、そしてこれからも日々続けていきたいと思います。

 

 

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