最近は寒いですね…
人肌恋しくなる気温です
さて、
今となっては先週の話となります。
気が向いたらたまに開くアプリ、
最近は開いても何もしないんですけど…
たまたまメッセージが来たので、
ちょいちょいやり取りした人がいました。
35歳の自営業さん。
顔は至って普通、
1→10ではパッと見、5か6くらいでしょうか。
(5.5が真ん中です)
ところで、
最近ずっと思ってたんです。
『いつもランチは家で一人、寂しいな』
そんな孤独なリモートワークの私です。
平日のランチ友達が欲しいところ、
平日の昼間だけ自由に動けるという35歳さん。
(あとから思うとそりゃそうだな…)
互いの利害が一致しました。
ところで、
最近アプリはちゃんと写真を載せてないので、
「LINEに移行して写真交換しよう」
ということになりました。
写真交換により相手の食い付きを確認。
さて、
お相手はなぜか昼間専門とのことです。
いつ会おうかな〜?と思ってた、
ある朝のことでした。
その人はLINEが秒で返ってくるので、
「今日ランチしよう、こっちの最寄りに来て」
と当日の朝に言ったらOKされたのです。
(前日に相手は暇だと言っていたので)
『こんな寒い朝に知らない男に呼び出され、よく出向くよな〜』
などと感心しながら、
昼の12時前に待ち合わせしました。
「○○さんですか? はじめまして〜」
『むむ? なんだこのシワは?』
見た目が40代くらいの女性が、
私の目の前に立っていました。
世間の30代半ばって、
こんなに老けてるんでしたっけ?
(私も30代なので他人から見たら同じか…)
化粧が薄いだけかな?
まぁでも顔の形は普通なので、
ブサイクとかでは全然ないんです。
むしろ全然イケます!
というわけで、
2人でパスタを食べます。
このイタリアンは美味しくて量も多く、
席数も広くてオシャレ、
そして割と空いているので重宝してます。
今まで何人のアプリ女性と来たのか、
覚えてないほどお世話になってます
「私、実は既婚者なんです」
「えーー!」
「家庭のことは聞かないで下さい」
「それは切り離して恋をしたいので」
『いやいや切り離せねーから』
『民法にダメって書いてあっから』
しかしですね、
女性と1対1で会うと、
私は癖で口説きモードになってしまうんです。
「マスク取った時の顔めっちゃタイプ!」
(嘘です、マスクしてる方が全然いい)
「ネイル綺麗だね!この模様は何?」
と言って手を触る。
(昼間のランチタイム、自分がキモい)
「話し足りないね、もっと一緒に居たいな」
(嘘です、仕事中なのでもう帰りたいです)
会計からエレベーター経由で外に出るまでの空気感で、
相手からの好感度を確認。
さっと手を取って、
恋人繋ぎで駅まで送ります。
「わっ、手繋がれちゃった❤️」
人妻なのにチョロすぎる。
エスカレーターで私が一段下がり、
「これで身長同じくらいだね」
なんてほざきながら頭をポンポンします。
(あー、自分キモい)
改札前で、
「今日は来てくれてアリガト」
また頭をポンポンです。
「えーどうしよ、帰りたくない」
(私の手をにぎにぎ)
これ、
金曜夜の終電間際ではなく、
平日昼間の都内某駅改札です
大勢の冷めた視線が突き刺さります
『チンタラすんな、早く改札に入れよ』
と思いつつも口から出た言葉は、
「ウチに来てもうちょい話そっか?」
出ました!
平安時代の和歌から現代まで続く、
伝統の婉曲表現です。
例えば、
「言だに告げず往にし君かも」
(万葉集)
これは
『死んだ』ことを遠回しに
『行った』と表現しています。
現代訳は、
「言葉も告げずに死んでしまった君よ」
こうなります。
同じ要領で以下の文章をご覧下さい。
「ゆっくり飲み直す?」
「ウチで一緒に映画見る?」
「ちょっと休めるとこ行く?」
「…行こっか(どこへ?)」
これらは全部、
「セックスしよう」
と訳されます。
婉曲表現、
とても美しい日本語ですね
場面は改札の前に戻ります。
「えーどうしよ、でも17時前には出るよ?」
(その時点でまだ13時過ぎ)
『来るんかーーい!』
しかし、
昼間でシラフで仕事中の私です。
私は本当に仕事しなきゃマズイので、
何だかんだ言って帰って頂きました。
平日の昼間に、
人妻がランチしただけの男にお持ち帰られ未遂ですよ?
掛かったコストは、
パスタセットの1100円ですよ?
ワンナイトですらありません。
ワンアフタヌーンですか?
私がこの人妻さんの夫だったら、
死ねます往けます。
そしてごめんなさい、
結局その2日後の昼にウチへ来てヤりました。
どうもありがとうございました。
(出会い系アプリ経由であること、そして実際に既婚を確認できなかったため、不貞行為の過失を免れたという勝手なシナリオでどうぞよろしくお願い申し上げます)