ダウン症の確定検査を受ける決断は、
この日のうちに出来ると思っていなかった。

今のママには、答えが出せないと思ったからだ。




私も、踏み出す勇気が沸かなかった。




ママが決められない事を理由に、
私自身が、答えを知ることから逃れようとしたのかもしれない。


知ってしまったことを、自分の家族に伝えることの怖さに、怖じ気付たのかもしれない。






結局、検査を受けることについては、結論とはならず、家に帰って考えることとした。

この日の話はここで終わり、家路につくことになった。



帰り際、ママと一緒に、もう一度我が子の顔を見た。無垢で健やかな寝顔。



かわいいね。





たぶん、ママはこの時決断していたのだろうと思う。