えーっと、続きね。(笑)
功治と颯翔が爆睡してるベッドの
真ん中、わたし。
眠れず携帯をイジる。
夜ご飯食べて夜20時くらい?から
なんとなーーく、
お腹が頻繁に張ってたのよ。
珍しく、カッチカチになるのが、頻繁に。
「お〜、張ってる。これが張るってことね〜」
とか、その時初めて本格的に『お腹が張る』っての知った気がする。(遅すぎる。笑)
とりあえず、ベッドで横になってからも
なんか規則的に張るなぁ〜〜
みたいな。
胎動はいつも通り、
ボッコボコ!元気!あばれる君!
(笑)
それでも、規則的に張るのが気になって
布団の中で
『39週 お腹 張る 規則的 陣痛』
ググりまくる。(笑)
もう、頼れるのネット情報のみ。(笑)
まぁググりまくった結果、
「これが前駆陣痛か〜〜」
フムフム
と。
0時過ぎて、ちょっとお腹がチクチクし出す。
気になりすぎて、眠れない。。。。
でも、丁度3月2日の今日は検診日だったし。
朝まで我慢して、とりあえず颯翔を保育園に送ってから、検診行って見てもらお〜。と。
安心材料があったので
なんだかんだ、2時間は眠ってた。
しかし颯翔の蹴りで4時頃目が覚める。
お腹が規則的に張るのに加え、
子宮がキューーーッとなる感じもプラスされてきてた。
4時20分頃から、とりあえず陣痛アプリで時間間隔をはかってみることに。
7分間隔の、痛みが1分……
次も、7分、7分、7分…………
7分?
えーっと、確か病院で
『経産婦さんなので、陣痛間隔15〜20分になったら電話して下さいね』
と。
いま、7分?
でもさ、そんな大げさな痛みじゃないんだよ、
キューッてなるだけなんだよ。
とりあえず、朝まで…
と思って
功治が起きる6時半まで時間はかり続けた。
その間、たまに間隔が
11分とか、9分とかになるし
なんだやっぱこれ前駆陣痛じゃん?
と思う。(ググりすぎの結果、大誤算)
朝起きた功治に、
前駆陣痛っぽいけど、まだ本陣痛じゃないっぽい。何かあったら連絡する。
と伝えて、いつも通り出勤して行く功治。
(彼はよく眠れたようでこの日の朝は珍しく顔とテンションが清々しかった(笑))
そんでお母さんにも今の状況をメールしておく。
そしたら数分後、
「何分間隔なの?」と電話がくる。
「え、7分くらい…」
「は!?馬鹿じゃないの、早く病院に電話しなさいよ!経産婦なんだから10分切ったら産まれちまうよ!」
と、怒られる……
「えー、まだ全然耐えられる痛みだし間隔バラバラになる時もあるんだけど」
と私、無駄に反抗。(笑)
「耐えられなくなってからじゃ遅いんだよ!いいから電話しな!」
と更に怒られる。(笑)
はいはーい……
と、渋々電話を切る。
陣痛が来たら、と書いてある小清水さんでもらった紙を取り出す。
5分くらい悩む。
(こういう、電話かけるの嫌いな人)
意を決して電話する。
「あの、まだ痛みはそこまでじゃないんですけど7分間隔くらいで、お腹が張って子宮がキューってなるんですけど、これってどうしたらいいですかね…?」
「初産ですか?」
「あ、経産婦です」
「それは、陣痛ですね〜。入院なので、病院に来て下さい。」
「え、あ、はい」
それは、陣痛。
これが、陣痛。
………初産かよ、自分。
と言いたくなるよね、もう色々と。(笑)
んで功治と母に連絡し、
爆睡中の颯翔を叩き起こしグズグズの中着替えさせて、準備して、父に迎えに来てもらい颯翔をとりあえず実家に。
私は母の車で病院に。
父母いる時間で助かりました、ありがとうございます本当に、、(笑)
母と一緒に病院内へ。
とりあえず検尿、血圧、内診。
「子宮口は〜、3.5cmだね。お、良い感じの陣痛だね〜」
と。
あの38週から
0.5cmだけ開いたのか。
そんで、2階に上がって陣痛室へ。
ここで付き添ってくれた母は一旦、
仕事の為バイバイ。
功治もとりあえず職場に行かなきゃで、病院には来れないし
あれ、またこのパターン。。。?
みたいな。(笑)
朝食出してくれて、完食。
1人で陣痛に耐える。でもまだ余裕。Twitterとか全然やれちゃう。携帯いじる。
9時半くらいに、院長に診察してもらう。
エコー。相変わらず長い。
こちとら陣痛きてて腹痛いんじゃ早く終わらせろハゲェ。
と心の中で暴言。(笑)
内診。
痛すぎる。とにかく痛い。もっと痛くないように出来ないんすか。
子宮口、4cm。
順調に開いて行く子宮口。
颯翔の時は、あれよあれよと子宮口開いて行って昼過ぎにお産になったから
(え、もう産まれる?また1人きりで産むの?)
と、ビビる。
そして、夜勤と日勤の助産師さんが入れ替わる。
点滴処置とかしに来てくれた助産師さん。
(………あれ?もしかして)
さっちゃんママが小清水で働いてるのは知ってたけど、なんせ10何年ぶり。
顔認識に自信がなくて。(笑)
さっちゃんママですか?と聞けずに、旦那の話とかする。
すると、「え!?もしかして松岡亜由実ちゃん!?」
と、ママが気付いてくれて声をかけてくれる奇跡。(笑)
嬉しかった。(笑)
そのあとも、さっちゃんママが担当してくれて、色々お世話になる。
陣痛室に戻り、お昼にご飯また来る。
しかし、陣痛が段々強まって来たのもあり
おにぎり1個残しであと完食。
お産を控えてると思ったら、力つけなきゃ!って食べれた。
それにしてもご飯が美味しい。
そして、また痛みに耐える。
7分間隔だったのが、10時頃には5分間隔になって、そのままずっと5分。
子宮口は、5cm。
13時半頃、早めに母が帰って来てくれた。
ありがたい。。
そこから、会話をしたり腰をさすってくれたり、ずっと付き添ってくれる母。
間隔は5分のままのものの
痛みが増して来る、陣痛。
「分娩台行きましょうか」
と言われ、分娩台へ移動。
(え、もう分娩台行っていいんだ!)
と、前田さんの時との違いを実感。
陣痛室も1つで驚いたし、分娩台も1つ。
(え、こんな私だけ使ってていいの?誰か他に産む人居ないの?お産重なったらどうすんの?)
と、前田さんの時の経験が普通の産院かと思ってたから、焦る。(笑)
(颯翔は前田さんで出産。今回は小清水さん。)
前田さんは陣痛室にベッド3個?2個?あって分娩台も2個あったから、
隣で陣痛耐えてる人は居るわ、分娩してる人は居るわで、壮絶な現場だったけど
小清水さんはとっても落ち着いてて、ゆっくり過ごせた。
あ、これが普通の個人院なんだ。
って、嬉しかった。(笑)
助産師さんも、全員気さくで明るくてハキハキしてて、優しい!!
前田さんの時は、すげー愛想悪い人に担当されたり、素っ気ないなぁ。みたいな印象強い人チラホラ居たから。(笑)
アットホームですごい落ち着いた。
しかし、友達のママにおマタの処理されたりあれやこれを見られるのはなんとも複雑な思いだったけど、、(笑)
それでも、居てくれてとても心強かった。
分娩台に移動してから、
「旦那にいつ連絡すればいいですかね」
と聞けば、「もうしていいよ〜お産は進むからね〜」って言われたので、
功治の職場に電話。
出ない。
一応携帯にもかけてみる。
出なければもう一回職場に。と思ってたら
出た。
しかし忙しいみたいで、帰れない。と。
そんで電話で、プチ喧嘩。(笑)
お互いイラついて電話を切る。
もう、知らね。
そう思ったけど、涙が止まらない。
立ち会い希望じゃないし
むしろ立ち会わなくてもいいけど、
やっぱり功治には生まれる瞬間、側にいてほしかった。
その思いがあったし悔しくて泣いた。(笑)
助産師さんには陣痛が痛くて泣いてると思われた。(笑)
しばらく泣いたけど、落ち着く。
けど、陣痛が強くなって来る。
ふーっ、ふーっ、と痛みを逃すようになる。
けど間隔はまだ5分。
ずっと5分。
15時くらいに院長登場。
恐怖の内診。
もうあれ、なにやってんの?
痛すぎ!!!!!!!!!、
笑えない
まじ笑えない
拷問
痛すぎて、泣く。
身体も震える。恐怖。
内診終わってホッとする。
ボロ泣き。助産師さんタオルくれる。
朝の診察から、胎児の向きが反対向いてるから回旋させないと出てこれないよ、左を下にして横になってて。って言われてて
不安だったんだけど、この診察で
向きがちゃんと戻ってた
良かった!お利口!エライ!
子宮口は、7cm。
もう陣痛は、痛い。
これが陣痛ですねって感じの痛み。
子宮とお尻に来る痛み。
それでもお腹の中では暴れるボーイ。
元気すぎるだろ、ヘイボーイ。
でも、陣痛が痛くて。怖くて。
出産が怖くて怖くて怖くて怖くて。
でも戻ることなんてできないし、って
内診が終わってから
恐怖で涙がずっと、ボロボロボロボロ止まらなくて。
そんで17時前頃に、
陣痛の促進剤、点滴する?って言われて。
本当は自力で産みたかったけど、
もう陣痛も12時間超えてるし
正直、精神的にも体力的にも疲労が出てきてて。
「陣痛はちゃんと自力で来てるから、そこにちょっと力を足すだけだよ。赤ちゃんも頑張ってるし、早く出してあげたほうがいいね」
と言われ、促進剤の点滴を入れることに。
「入れたら、経産婦さんだしお産は進むよ〜」
と言われ、また恐怖。
その促進剤入れた頃に、さっちゃんママがお仕事終わりになってしまい、泣く泣くさようなら、また明日。
ベビーとりあげて欲しかったな〜〜
しかし
もう恐怖でボロボロ涙止まんないし、弱い自分が情けなかった。
でも
「痛いのはママだけじゃないんだからね〜赤ちゃんだって、すごく頑張ってるんだから〜苦しい思いして出て来るのは赤ちゃんなんだよ〜!」
と助産師に言われ、
そうだ…………
と、思い直す。
私は颯翔の時も、今回も。
自分のことばっかり!!
自分が痛いから怖い、とか
出産が怖い、とか
なにほざいてんだろ。って。
この痛みは
赤ちゃんが、生まれようとして来てくれてる痛み。こんな幸せないじゃないか!
赤ちゃんが狭い道を探して、出ようとしてる。
痛い苦しい思いして出て来るのは、赤ちゃん……
そう思ったら、涙は止まった。
でも痛いものは痛い。
フー!!フー!!
と声に出して痛みを逃す。
こっからもう時間はわかんないけど、
17時くらいにお母さんが、
「功ちゃんがこれから帰って来るって!」
と教えてくれた。
陣痛強まるものの、間隔5分のまま。
「パパ待ってるのかもね」
とお母さんにも助産師さんにも言われる。
私もそう思った。
私が、颯翔の時は間に合わなかったけど、今回は功治も側に居るところで。
と強く願ってたから、ベビもそう思ってくれたのかな。
それでも、痛いもんは痛い!(笑)
粘らなくていいから早く産まれて欲しい!
っていう気持ちと
あと少しでパパ来るから!
っていう気持ちが、すごくて、
わけわからなくなる。(笑)
そして18時前?(時間わかんない)
陣痛の間隔が一気に2分に!!
お母さんにずっと腰をさすってもらってたけど、
陣痛の変化に気付いた母が
「助産師さん呼ぼうか!?」と言ってくれて、
縦に頭を振る。(もう喋れない)
内診してもらう。(母カーテン越しの陣痛室へ)
「わぁ、9cmですよ〜!!お産の準備しましょう!」
「お母さん、9cmです〜!」
「さすが経産婦さんだね、本当にちょっと誘発剤したら進みが早いね〜!」
と言われる。
やっと、お産に入る。
そして、色々お産の準備を始める助産師さん2人。
「立ち会いは誰もしないんだね?」
「1人で産むんだね、エライね」
と沢山声もかけてくれる。優しい。心強い。
そしてそのタイミングで、功治が到着。
ま、間に合った〜〜〜〜


しかも丁度これから産みますよ!!
なんて素晴らしいタイミングで来たんでしょう!!
そして、お父さんと颯翔も病院に来てくれた。
皆、来てくれた。
すごく嬉しかった。泣いた。
「はい、10cm!全開ですよ〜」
その言葉で、
あぁ
ついに来た
と。
でもまだ、これから。
これからなんだ、お産ってのは。
「ウンチしたい感覚になったらイキんでいいからね!!」
と、言われるものの
イキみ方がわからない
あれ?颯翔の時どうしたっけ?
あの時、上手って言われて褒められたのに!!
と、パニック。
恐怖もあって、身体全身が震える。
ガクガク。すごく震えた。
「逆だよ、逆!力入れるのはコッチ!!!」
と、もうどの穴かわからないけど
肛門を超下に引っ張られてる感覚。(おマタなんだろうけど、感覚は肛門)
「おヘソ見ないとダメだよ〜〜!!体反っちゃダメだよ!反対!!」
「そんなんじゃ赤ちゃん出てこれないよ!!赤ちゃんも苦しいんだからね!!!」
と、めっちゃ怒られる。(笑)
とにかく
おヘソを見て、お尻に力を入れて、イキんだ!!
「そうそう!上手!!」
やった!!これだ!!!
一度イキめると、もうわかる。
やっぱり感覚は、
めっちゃデカイうんちする感じ
いや、まじで。
颯翔の時もそう思った。
鼻からスイカじゃないですよ。
正しくは、
ケツからスイカ級のうんち
ですね。
いや、まじで。
イキんでイキんで、
ついに破水!!!
暖かい水が
ドバァーーーーーー!って出るのがすごいわかる。颯翔の時もそうだった。
そして
「すごい量だね!!何リットル!?」
と、あまりの羊水の多さに驚く助産師さん達。(笑)
私の腹の中は一体どうなってたんだ。。。
破水する瞬間、助産師さん逃げたもん。(笑)
相当な量だったみたい、ほんと。
そして破水しちゃえば
もう本当にあとは産むだけ!!!
「もう出すしかないからね!!」
「はい!フー!!フー!!」
「イキんで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
まだまだまだ!!息止めて〜〜!!!!!」
し、死ぬ〜!!!ってくらい、
息を止めて力を入れる。
まだ途中。
でも
「頭見えて来たよ!!!」
「ほら!」
「最後!!息止めて〜!!!」
って、最後だ!!!と思ってイキむも、産まれなくて
「まだ!もう一回!はい!!!」
って助産師さんとまさかの最後息が合わなくて
「あ、待ってイキまないで!!ふー!ふー!イキまない!」
「あーイキまないでっていったのに〜!」
って最後も怒られ(笑)
でも、
「ほら!出てくるよ!目開けて!!!」
と、痛みを耐える為にギュッとつぶってた目を開けると
ズ、ル〜〜ッ!!!
と、
赤ちゃんの顔と身体が
出て来たァアアアア〜〜〜〜〜〜
出てくると同時に大きな声で
オギャーオギャー泣く、赤ちゃん。
良かった…
生まれた…
安心と感動で
涙が溢れた。
恐怖の涙じゃなくて、安心と感動。
良かった…
無事に出て来た…
って、本当、それだけ。
もう、泣き腫らした私の顔も、赤ちゃんのようで。(そんな可愛くないか。正確には子泣きジジィみたいな顔。)
家族にも見せたくない顔だった。酷い有り様。(笑)
でも、取り繕ってなんかいられないよ。
全身全霊をかけて、出産するんだもん。
もう、2度と出産なんかするもんかーーー!!!!!って思うけど。
颯翔の時も思ってたのに、この次男が誕生したわけで。
すごいね、女って。しみじみ。。。。。
ってなわけで、
なんと
私の父と、亡くなっちゃってるけど祖父(父の父)と、同じ誕生日。
奇跡的。
予定日は3月8日だったのに、
この日を選んで生まれた次男。
同じ誕生日に孫を生んでくれた
これ以上の親孝行はない
そう言ってくれました。
お母さんにも、お父さんにも親孝行したと。
「お母さんには何もしてあげれてないよ」
と言ったら、
『中村』に嫁いでくれた。
こんな奇跡でこんな親孝行は、ないよ。
と。
うちの母の旧姓は、『中村』。
じーちゃんもおばーちゃん
もう亡くなっちゃってるけど、
亜由実が『中村』に嫁いでくれて喜んでる。
松岡だったのに、また中村になって、男の子を生んでそれを継いでいってくれる。
こんな嬉しいことはないよ。
って。
そんなこと言ってもらえると思わなくて、泣いた。
今回のお産で思ったことは、
タイミングだったり、日にちだったり、
全部そうだけど
生まれてくるこの瞬間っていうのは
『奇跡』なんだな、って。
本当に、素晴らしい瞬間で
人生で最高に幸せな瞬間。
本当に、無事に生まれてくれてよかった。
元気でよかった。
大好きな人の、子供。
大好きな家族。
宝物です。
他にも色々、思うこととかあったので
また落ち着いたら更新します

ちょーーーー自己満の
ただの記録だけど、
こんな長いの読んでくれた人、
ありがとう

そんなこんなな、次男くん誕生話でしたっ!
名前はまだ決めてあげれてません…
早く決めてあげたいなあ
良い名前つけたいな!
名前決まったらまたお知らせします
ではでは!




