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海へと降りる下り坂

旅とサーフィン、音楽、空と海、小説、映画、仕事、、。
書くのはその時脳内を一番占有していること。
しばしば長文、お許しを。

 

きょうのお歌 「内気なジュリエット」杉 真理 1983年

 

このアルバムが出た頃、僕は結構疲れる恋愛をしてました。

本当に内気で言葉の出てこない彼女でしたが、とても可愛いのでした。バイトで知り合った子で、細身でちょっと内向的、という、昔このブログで書いたように僕の琴線に触れるタイプそのままでしたが、いくら何でも表現が少な過ぎ、彼女の本当の想いがつかめません。今なら仕事柄ということもあり、「表現は少なくても内面では感情振幅はむしろ大きく、緊張で表出ができない性格なのだ」と解るのですが、何しろ当時は洟垂れ大学生(大学生にもなって鼻水垂らしてんのか?という突っ込み無しね)、大好きだったけどしんどくて「別れようか」と言ってしまいました。後にも先にも、好きなのだけれど別れを告げる、という行動に出たのはこの時だけです。やれやれ・・・。

 

これはまた久しぶりの更新になった。

最近、今年の桜が散り始めた頃から僕は、ある懊悩に囚われたままだ。

この年になってこういう惑わされるような事件が起きるとは思ってもみず、まさに戸惑っているのだが、振り返ると数年に一度はこんなようなことが起きている気もする。

 

自分自身の感受性のようなものがまだ若さを保っているのだな、となんだか嬉しくなる気もするが、これはちょっと困る。心は乱れっぱなしで、正気を保つのが少々難しい。

 

何が起きているのかは、数少ない読者諸氏の想像にお任せだけれど、ある甘美さをも伴うこと、とだけは言っておこう。

それにしてもどうしようか?どうしようもないな。晩春の夕暮れは物悲しく、孤影悄然となっているのだ。