仕事が嫌いな訳じゃない。
休みが好き過ぎるのだ。
朝:はちゃめちゃに事務仕事をする。
昼:半休!爬虫類ショップからの映画!
夜:リクガメにカブの葉を食べてもらう。
今日のよかったこと
水曜日に半休を取った。
午前中にはちゃめちゃに事務仕事をこなして、全て終えたのが午後2時。過ぎとるやないかーい!
まぁ良い。
パソコンをシャットダウンして、600mlペットボトルのカフェオレを一口飲み、私はガタッと立ち上がった。
鏡は見ていないが、きっと希望に満ち溢れた顔をしていただろう。
私は言った。
「じゃあ、帰りまーす。お疲れ様です」
まだまだお疲れ様ではない、あと何時間も勤務する同僚に向けて、私は(嫌味に聞こえないよう努めて)「お疲れ様です」と言った。
気分はそう、神。ゴッドである。
いや、翼が生えたような気持ちだから、天使か。
私は万能感に打ち震えながら、
「だ…駄目だ。まだ笑うな…こらえるんだ…」
とウッキウキで帰宅準備をしていた。
同僚が言う。
「お疲れ。ゆっくり羽伸ばしてきな」
勝った……!
この世のあらゆる不条理に私は勝ったのだ!
そして(待遇は微妙だが)人間関係に恵まれている職場に勤められていることを心から喜んだ。
さぁ、半休を取った!
私は自由だ!
なんでもできる!!!
そう。なんでも出来るということは、なんの予定もないということだ。
なんの予定もない水曜日の午後に半休を取った私は、「何をしよう」と考えた。
ドット絵RPGが3Dでリメイクされたような気分だった。
手に余るが、まぁ嬉しい。
まず考えるのは同居人のこと。
いや、同居亀のこと。
「飼育環境の参考に、爬虫類ショップでも行くかな。ついでに非常食のフードも買っとこう」
爬虫類ショップに縁のない人が多いと思われるため補足しておくと、爬虫類に特化したペットショップだと思ってくれれば良い。
そして。
大抵の場合、店員さんは「爬虫類のプロ」だ。
一つの仕事を続けていれば誰だってその道のプロと呼べるのだろうが、爬虫類ショップの店員さんは「好きじゃなければ勤めてない」という篩にかけられているのである。
劣悪な環境で生体を販売している店もあるらしいが、少なくとも私がお世話になっているショップは最高に質が良い。
だが、今回は店員さんに直接の用がある訳ではない。
そんな爬虫類プロの店員さん達が日々メンテナンスしている、生体のケージ(魚でいう水槽)を見に来たのだ。
飼育コスト、生体の体調、そして見栄え。
すべて参考になる。
爬虫類ショップに行った私は、店内を見てまわった。
そして思った。
「やっぱ助さんがいちばん可愛いなぁ」
助さんとは、私の同居亀のあだ名である。
本名は地獄ノ助(へるのすけ)。
その後、こうも思った。
「ガラスが綺麗だなぁ。同居人として情けないな……」
今週の土曜日にでも、ガラスを綺麗にしようと思った次第です。精進いたします。
爬虫類ショップの帰りにカブを買った。葉っぱがたくさんついてるやつ。主食となる野菜のなかでは唯一食いつきが良いのがカブの葉なのである。
だが!!!
この時、まだ15時30分!!!!!
私は思いつきで映画のチケットを買った。
「アイの歌声を聴かせて」
ネタバレ大っ嫌いだから詳細は伏せるが、
溶鉱炉サムズアップ系ではなくて良かった。
シンギュラリティ系の映画を見過ぎたせいで心が曇ってしまっていた自分を恥じた。
まぁ、大満足で映画を見て、帰宅した。
帰宅して手とカブを洗った私は、助さんに話しかけた。
「カブ食べる?」
助さんは「カブやん」とでも言うかのように、私ではなく私の手に持ったカブの葉目掛けて寄ってきた。
ちょっと悲しくなったから、手を出してみたら触ってくれた。かわいい。
今日の晩ご飯はカブとベビーリーフ。
2種類しかない代わりにカブ多め。
私の晩御飯は帆立と椎茸の佃煮。
今日も出汁がうまかった!
良い1日だった!
ハッピー有給!
いぇーい。
