■Henry & June
1990年 アメリカ
136分
監督:フィリップ・カウフマン
原作:アナイス・ニン
出演:
フレッド・ウォード (ヘンリー)
ユマ・サーマン (ジューン)
マリア・デ・メディロス (アナイス)
リチャード・E・グラント (ヒューゴ)
観れば観るほど深いと感じる恋愛映画。
不倫や同性愛など扱ってるテーマが非道徳的だし、性描写のシーンが多いのに、全体が美しくまとめられていて、全くいやらしく感じない。
人妻アナイスが、奔放な作家ヘンリー・ムーアとその妻ジューンとの複雑な愛を通じて、女として成長していくという話
(はしょりすぎ?) 実話がもとになってる。
↑左上から時計回りに、ヘンリー、ジューン、ヒューゴ、アナイス
ジューンを演じているのは、若き日のユマ・サーマン。めっっっっっっちゃきれい!
特に最初に出てくるシーンなど目が釘付け。
自信たっぷりで、メッチャメチャ悪女。
『運命の女』という感じ。魅力的~
スカートからチラ見えする、彼女のガーターベルトがめちゃセクシーだった。
アナイスはそんなジューンに憧れ、男になって彼女を抱きたいとさえ思う。
(一部動画で見れます。音アリ注意 なぜか中国語字幕)
やがて アナイスとヘンリーは、お互いの本性に惹かれあうようになり、秘密の関係を重ねる。
これが、ただの肉体関係だけじゃなくて、他の誰とも決して得られない友情があるところがいい。
アナイスがどんどん魅力的に見えてくる。彼女の、鼻にかかった、くせのある発音もチャーミング。
アナイスは、幼い頃から書いている、夫にも見せたことのない日記をヘンリーに見せる。
ヘンリーはそれを見て、少女の頃のアナイスから100歳のアナイスまでも いとおしく思う。
アナイスと関係を深めることで、ジューンから開放されたヘンリーは『北回帰線』を書き上げ、アナイスに会いにくる。
窓辺に立って降りしきる雨を見つめていたアナイス(きっとヘンリーのことを考えていたんだ)が振り返る...
言葉もなしに抱き合うふたり
(このベッドシーンが一番すき。)
しかしそんな関係は長続きせず、2人の関係がジューンに発覚してしまう。
ジューンは深く傷つき、去る。アナイスはヘンリーとの関係を終わらせることを決意する。
鏡の前で、笑う練習をするヘンリー。
そんな日でも、道ではいつもと変わらず陽気に『パリの空の下』が演奏され、大道芸人が手品をしている..
ヒューゴが車で迎えにくる。(何か勘付いてるけど、なにも言わないヒューゴはすごい・・)
ラストのアナイスの言葉がせつなく、リアルに深い。
その朝 私は泣いた
私とヘンリーを隔て
また私達を再会させる道が愛おしくて…
私が女に成長するまでの過程が
つらいものだったから…
この先は涙を流すことも
減るだろうから…
苦痛を失い
その空虚さに
まだ慣れなかったから…
ヘンリーと関係を終わらせることがつらいんじゃなくて、その後も友人として関係を続けていく、でももうヘンリーを想って涙を流すことはないだろう という
何か情熱的なものに対する喪失感
・・今の私にはまだわかりませんが、いずれわかる日が来るのかな
それにしても、本物のアナイスの画像(下の写真)を発見したんだけど、演じてた女優よりも断然キレイだし。
ビックリ。