子供が生まれて、3ヶ月目、私たちの放浪癖が始まりました。3ヶ月間は外に連れ出してはいけないとお産婆さんからきつく言われていたので、我慢、我慢、まだ生まれたての赤ちゃんは抵抗力がないので、3ヶ月間は人ごみに出すのはやめた方がいいと言うことのようでした。でも、ここ英国では生まれて1週間くらいの赤ちゃんを平気で連れて買い物をしているカップルをよく目にするんですよ。 考えてみたら悲劇のプリンセスダイアナも出産後すぐにマスコミに出てましたっけ、お国柄と言うかなんと言うか判りませんが、私はお産婆さんの言う事を聞いてしっかり3ヶ月は外に出しませんでした。その反動で、3ヶ月目からは家に居た事がない、毎日毎日息子を抱っこして、いろんなところへ行きました。当時はおんぶが主流で、おんぶの紐は売っていても抱っこ紐はありませんでした。 でも、私はどうしてもおんぶが危険に思えてならなかったのです。 だから、いつもおんぶ紐を前にして抱っこ。 まだ3ヶ月の赤ちゃんは寝てばかりでしたが、抱っこしたまま、喫茶店に入ってコーヒーを飲んだり、外の景色を見せながら沢山話しかけました。 時々笑顔を見せてくれたり、すやすやの可愛い寝顔が本当にいとおしいと思えますよ。 息子は1年3ヶ月まで歩かなかったので、ほとんど1年間、抱っこで通しました。「抱き癖がつくから」なんて良く言われましたが、私は抱き癖がつくくらい抱っこしてあげようと思っていたのに、抱き癖はつかなかったような気がします。1年間はママとのスキンシップが大事。 何もわからないんじゃないんです。1年目の脳はスポンジみたいに何でも吸収しちゃうので、しっかりママの腕の中で守ってあげてネ、 最近、日本ではどうなんでしょう、こちらで時々見かけるのですが、赤ちゃんを前向きに抱っこしているのです。おもしろいしあんまり可愛いので、ついにんまりしてしまうのですが、ママの胸の中に顔をうずめられる安心感は赤ちゃんにとって最高のものなんじゃないかな?なんて思ってしまいます。 主人のつけたあだ名が抱っこゼミ、義母は皮肉を込めて「宅急便」(ドアからドア)ですって、気にしません!! 私の可愛いちゃんですから、1歳くらいの時どうしてました?と読者の方からのメールで思い出してみました。 そういえば掛け算の九九を子守唄にしてたかな? また明日