息子がまだ2歳半くらいの頃でした。武蔵小金井駅から自転車で15分くらいのところの団地に住んでいて、駅には当時、長崎屋だったかヨーカ堂だったか中堅クラスのスーパーがありました。ちょうどクリスマスも近い頃、スーパーの1階で子供達向けのサンタの絵コンクールをやっていたのです。もちろん息子も大きい子に混ざって大喜びでサンタの絵を描きました。なんとその時息子の描いたサンタさんは緑色の服を着ていたのです。その後お店に展示された子供達の絵の中に緑のサンタは燦然と輝き目立つ事目立つ事、その時の息子の言葉「どうしてサンタさんはみんな赤い服着ているの?」でした。フランス人学校の絵の授業はとてもユニークなものでした。まず、ポスターのような大きな用紙をついたてに貼り付けて、ペンキ缶のような絵の具が色別にいくつも用意されて床に置いてあります。そして、「今日は木を描きましょう」の一言です。どのような木を描くのか、何色にするのかなど一切指図はなしです。子供達は思い思いに好き勝ってに描いていきます。一枚の絵の中に太陽が2つも3つも書いてある絵もありました。でも先生は一切固定観念を植え付けるような事は言いません。子供達は自分より大きな紙に本当に目いっぱい自由に描くのです。すばらしいと思いませんか? むかし子守をお願いした美大の学生さんに「この子はすごい才能があると思う、鳥肌が立つ」といわれた事がありました。そんな訳でサンタの服が緑色だったのもうなずけるでしょう。子供の才能ってそう言うものだと思います。何事でも才能をのばすには固定観念を植え付けない事、これ大事だと思います。もっとも本人は絵描さんになる気なんてさらさらありませんでしたけどね。ところで本当の話、サンタの服が赤いのは何故かご存知ですか?昔1900年の頃コカコーラの会社が宣伝の為にサンタさんに赤い服を着せたのが始まり、ちなみにコカコーラの会社は1800年代創業だそうです。常識なんてそんなものかも、あまり振り回されないようにしたいものです。 また明日

■ 日時
2005-04-07 07:12:30