「レディファースト」
この言葉が存在していること自体、男女平等でないことは、明らかである。
男性が率先して女性を優遇することを意味しており、
この時点で、平等の概念から外れる。
なぜ、女性という理由だけで優遇されなければならないのか。
優遇すべきは、お年寄りやお身体の不自由な方々であるべきで、
健康な女性を優遇しなければならない行いに、大変な疑問を感じる。
実際に、「シニアファースト」という言葉を、これまで1度でも聞いたことがあるだろうか。
「レディファースト」という言葉は、何十回と聞かされているが、
「お年寄りや、お身体の不自由な方のために」というのは、せいぜい電車やバスの車内放送だけである。
しかも、その電車でさえ、女性にはお身体の不自由な方にはない「専用車」が与えられているのだ。
しかも、女性はレディファーストを求めたがる傾向にあるようだ。
ただでさえ、女性専用、女性限定、女性優先があふれる現代社会に、
これ以上「女性のため」を増やして、果たして男女平等社会は成り立っているのだろうか。
淑女が少ない日本に、レディファーストを導入?
ふざけないで欲しい。
お年寄り、お身体の不自由な方、
働きたくても働けない人たち、汗水流して頑張っている安月給のサラリーマン・・・
優先されるべき人は、老若男女問わず、ごまんといるはずである。
それなのに、なぜ女性だけが優先されるのか。
レディファーストとは、本当におかしなシステムである。