Glocalな山形を夢見て。 

Glocalな山形を夢見て。 

青年海外協力隊としてモロッコで活動(2014.7~2016.6)
現在、山形で国際交流、グローバル教育、インバウンド、多文化共生の活動やってます。

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大学の頃からやってる、国際交流パーティー。
 
正直、この”国際交流”という言葉にあまりしっくりきてない。
”国際協力”って言葉に違和感を感じるのと同じ感覚かな。
 
”交流”は、いい。ただ、個人的に”こうなってほしいなぁ”ってのは、
そのイベントの、もっと先にある。

あれ自体にはあまり意味がないというか、あれは単なるイベント。
ただのつくりもの。
そりゃ、国際交流ができて当たり前。

そうじゃなくて、”自然な”国際交流がしたいんだよね。
”普通に”外国人の方がいる、みたいな。
 
そう、”普通に”。
だから、国際交流なんじゃなくて、交流なの。
けど、やっぱりそんなの、ここ日本で、山形で普通ではないから。
一般の「交流会」みたいなにたくさん外国人いたら
おいおいおいおいおい...ってなるのは当然なので。
 
あまりないから、国際交流のニーズがあるんだと思うし、
もちろん、それをこれからもしていきたい。
 
だけど、どうしても、名前を
「国際交流パーティー」にしたくなかった。
 
”世界中の人たちが、自然に集まってきて、
お茶とかお菓子とか食べながら気軽におしゃべりできるカフェ”
のような場を創レたらいいなぁ〜って思ってた。
 
で、うまく”ヤマガタ”ってのは入れたかったから、
”ヤマガタワールドカフェ!!”
 
個人的には必要。笑
ヤマガタでやってるんだぜ!
っていうアピール。笑
 
そんなカフェのような交流を通した出会いがきっかけで、
いろんなカフェでポツポツと生まれてくれたら嬉しい。
 
 
これからこの交流が、Omnibusの活動の芯になってく。
この間、内閣府青年国際交流事業の一つの「世界青年の船」
(あれ、今名前変わった?)
で、ケニアとトンガの青年たち23名を受け入れました〜。
 
そのプログラムの中の一つで、
「九里学園高校との交流」というのがありました。
去年の受け入れでも九里学園に連れて行っているそうで、二回目(?)です。
 
たまに、外国人の研修や留学生が交流しに来るみたい。
国際交流担当の先生が協力隊OBってこともあり!ザンビアのスラムの人たちも
校長の寄付と協賛金で来ることができたらしい!
これはすごい。
 
本当に、ただただビックリしました!
生徒会の子達を中心に、高校生の生徒たちが物怖じもせずに、
でっかくて、黒くて、陽気な人たちに話しかけていくんだから!
 
高校生の時の自分だったら、まぁ興味なかったってのもあるけど
絶対話しかけられないもん。英語喋れないし。。。ってなる。
 
書道体験やお茶体験も終わって、最後に部活動見学の時、
ダンス部の一年生の子が
"What do you do?"
と青年に声をかけられ、固まっていました。
これが本来なんだろうな〜と思いながら、
頑張れ!と心の中で応援していたのですが、
近くにいた自分に視線が集まり、通訳してあげました。
 
とりあえずその後はそれで会話が成り立ったのですが、
その子たちはしきりに
「やばい。全然わかんない。やばい。英語勉強しなきゃ。」
と言っていました。
 
そう!これが必要だと思うの!!!!!!!!
日本人の英語下手は、学校の英語学習が完全に「受験のため」になってるから。
島国だし、日常生活でもちろん英語とか他の言語も必要ないから、
他の国境が海じゃない国に比べて確かに感じにくいけど!
 
本来、言語は伝えるためにあるもので、相手がいるものだと思うの。
それなくして、喋れるようになるなんて、絶対無理。
 
だから、
「目の前にいるこの人に伝えたい」とか
「この人が考えていることをもっと理解したい」とか
そういうこと感じられる体験が必要だと思う。
 
そしてもっと大事なことが、
「自分の知ってる英語の知識やジェスチャーでできる限り伝えようとすること」
それを実践してたのが、生徒会の子達。
 
まだ英語がすごく上手なわけじゃない。
けど、伝わる。これが本当にすごい。
言語学習で一番大事なこと。
だし、英語以外のどこの国に行っても生きていける力になること。
 
高校生のうちからこういうことに気付いたり、体験できるって
本当に幸せなこと。
九里学園、素晴らしいです。

きっとあのダンス部の一年生は、
来年はもっと自信を持って喋れるようになってるはず。
もちろん、”上手”ということではなく。
 
 
ふー
ひとまず終わりました、国際交流パーティー”ヤマガタワールドカフェ‼︎”
 
”山形にも、身近な国際交流を”
 
実は6年前にも山形で同じようなことをしようとして、
計画もそこそこ、お店との打ち合わせもほぼなし、広報もほぼしないまま向かい、
結果
お店のオーナーに怒られ、留学生どころかお客も0。
散々な結果でした。驕りがあったんですね。
 
今回は、半年かけて仲間をスカウトしていって集まったところで、
スタートを切った。
 
山形で、グローバルな芽を育てていくには、
”常に町のどこかで国際イベントやってる。”
”よく国際系のイベントやってる人たちがいる。”
ってことを知ってもらうのが大事で、
そのイベントや、集団、個人に多く触れること。
 
そのためには、本当に自分だけではできなくて、
コアになる仲間が不可欠だと思った。
 
今回自分はインフルでいなかったんですが、
それでもこうやって、イベントを成功させている。
成功ってのは、来てくれた方々と、自分たちがお互いに楽しめた、ということ。
それだけで価値がある。
今回メンバーが楽しいと思えば、次が必ずある。
 
それと、自分が最も可能性を感じてることが、”繋がっていく”ということ。
Facebookのフィードで、
「◯◯さんと△△さんが友達になりました。」
というのがちょくちょく流れてくるんだけど、
そういう繋がりこそが本当に大事で、望んでいたこと。
国籍、年齢、肩書きとか関係なく、ごちゃ混ぜになればいい。
それが普通になればいい。
 
誰かと誰かが繋がって、それがもしかしたら大きな変革になるかもしれない。
山形って町にとってもそうだし、その人たち自身にとっても。
国際交流パーティーで出会って付き合った、とか、結婚した、とか
たくさんあったしね〜それもまたおもしろい。
 
”町づくり”って、大それたことはまだ決して言えないけれど、
”外国人がいる風景”が、山形の景色に自然に馴染むくらいになれたらいいなと思う。
そういう価値観を植え付けられたらいいと思う。
 
その時は、自信を持って、世界中の友達を山形に連れてこれるんだろうな。
前の会社に入った時に、ひたすら
「もったいない」
って言われた。

「いやいや、オレはこれがしたいんだ!」
とも思いながら、
新しいことを学んだり、覚えたりする楽しさもあったけど、どこか物足りない。

自分自身でやることを決めたつもりになっていたけど、
今までやってきたことって、心から自分の気持ちに寄り添って経験して、学んできたことだから、
やっぱり、「続いた」っていう実績はあるわけで、好きなことなんだと思う。

「教育」と「グローバル」

この2つが、自分を構成してるもの。
どんなに回り道したって、この2つだけは、
"おもしろくない"とは思わないもののはず。

だから、これを軸にする。



やりたいこと、楽しいこと、
単純なさぎょうもこの先にある楽しさがあるから苦しいと思わないこと、
を、やりたいと思ってる。

グローバル×教育。