前回防犯カメラの設置位置について書きましたが、防犯カメラって本当に考えることが多いですね
今回はデータの保存方法についてのお話です。
少しマニアックで細かい話も出てきますが、本気で防犯を考えている人にとってはきっと参考になる内容だと思いますので、是非最後までお付き合いください
防犯カメラの主流はクラウド保存
まず最初に分かったのは、今の防犯カメラの多くはクラウド保存が前提になっているということです。
簡単に言うと、撮影した映像をインターネット上のサーバーに保存する仕組みです。
この方式のメリットはとても分かりやすくて、
- スマホでどこからでも見られる
- 設定が簡単
- 機械に詳しくなくても使える
といった点があります。
ただし裏を返すと、
- インターネット上にデータがある
- 外部サーバーに保存される
ということになります。
ここが我が家にとっては引っかかるポイントでした。
「監視カメラの映像が流出している
」という話を聞いた事あるでしょうか?
調べてみるとこの手の事例は結構出てきて、高市総理も自身のYouTubeチャンネルで過去に動画を出していました
ローカル保存という選択肢
そこで考えたのが、クラウドではなく自宅で保存する方法です。
これは、カメラで撮影した映像を自宅にあるハードディスクに保存するやり方で、いわゆる「ローカル保存」と呼ばれるものです。
この方法の一番のメリットはシンプルで、外にデータを出さないということ。
データをインターネット上に保存しないため、情報が外に漏れるリスクを大きく下げることができます
もちろんデメリットもあって、
- 初期設定が少し難しい
- 機器の選び方が重要
- ある程度の知識が必要
という点があります。
ただ私としては、「多少手間がかかっても今後のメンテナス性や安心を優先したい」という考えだったので、この方向で進めることにしました。
ローカル保存の方法
ローカル保存は更に3つに分かれます。
- SDカードで保存
- 有線LANでHDDに繋いで保存
- Wi-FiでHDDに繋いで保存
SDカードでの保存は簡単だけど、確認の時に高い位置の防犯カメラからSDカードを抜くのは大変
それにちゃんと録画出来ているか確認が出来ないというデメリットがあります。
本当は有線LANが1番いいけど、これは屋外にLANポートを用意しなければならない為、家を作る計画段階でしっかりと計画しておかなければなりません
我が家では屋外のLANポートは用意していなかったため、Wi-Fiを使用してHDD(ハードディスク)に保存する方法にする事に事に決めました
Wi-Fi環境の重要性に気づく
次にぶつかったのが「通信の問題」。
防犯カメラをWi-Fiの電波を使ってHDDに保存する場合、Wi-Fi環境がとても重要になります。
実はヘーベルハウスで使用しているヘーベル板(ALC)は一般的なサイディングよりも電波を通しにくいんですよね
しかも窓は全てLow-E(金属膜)入りの複合ガラスのため更に電波を通しにくい…
我が家では屋外に複数台設置を考えている為、普通のWi-Fiでは届きにくい場所が出てきます。
ここで必要になるのが「メッシュWi-Fi」という仕組みです。
これは、家の中に複数のWi-Fiルーターを置いて家全体をカバーする方法で、複数ルーターが網目状にお互いにWi-Fi電波を補い合うことで安定したWi-Fi環境を実現できます
そして少しマニアックになりますが、速度よりも安定性を重視した2.4GHzの電波を使う様に設定しておきます。
このおかげで、電波が届きにくい外壁越しでも何とか安定して通信できるようになるはず
カメラ選びで重要だった考え方
ここまで整理すると、防犯カメラ選びの条件がかなりはっきりしてきました。
- データをローカルで保存できる
- そのために外部電源を使うタイプ
- Wi-Fiでも安定して使える
- 複数台運用できる
この条件でいろいろ比較した結果、最終的に有力候補になったのが「カメラ+自宅NAS」という構成です。
NASというのは、簡単に言うと「ネットワークに繋がるハードディスク」です。
パソコンやスマホからアクセスできる家庭用の保存機器で、防犯カメラの録画先としても使えます。
この組み合わせにすることで、
- 映像は自宅内に保存
- インターネット依存を最小限に
- 必要な時にいつでも確認
という使い方ができます。
我が家の結論
最終的に我が家がたどり着いた結論は
- NASにデータを保存できるカメラ
- 家庭用NAS
- メッシュWi-Fi
この3つを組み合わせる構成です。
もちろん、人によって正解は違うと思います。
- とにかく簡単に使いたい人
- 防犯カメラ用の電源を確保できない人
- セキュリティ会社に全てお任せしたい人
であればクラウド型の方が合っているかもしれません。
ただ、「できるだけ外にデータを出したくない」「セキュリティを重視したい」という人にとっては、今回のような構成はかなり有力な選択肢になると思います。
次回は、実際に検討した機種や構成について、もう少し踏み込んで書いていきたいと思います

