有刺鉄線の森の中で 産まれたままの僕等は出会った
有刺鉄線の森の中は 僕らの総てを傷つけた

有象無象のなかで僕らはいきてる 何かにしがみついて生きてる
有象無象の僕らが寄り添って生きてる そして互いに傷つけあう

切り裂いた手首 喉元 噛みつかれたあとから総て失った
僕らの輝ける未来はヘモグロビンで黒く染まる

嗚呼 僕等は叫んだ
嗚呼 ビル風で総て消えた
嗚呼 僕等は走った
嗚呼 夕焼けはさよならした

感情 夜空で爆ぜる 飛び散った欠片 森に落ちて また違う僕らが産まれる

有刺鉄線の森の中で 産まれたままの君らが出会う
有刺鉄線の森の中は 君らには少しきついだろう
けれどもやがて繰り返すうち 傷ついた皮膚は堅くなり
君らの柔らかい肉を優しく守るだろう いつか

欠落したものを 森の中で見つけられない
コンクリートジャングルに 甘い果実は実らない
甘い実を探して 探して 探して 深い森をさまよう
傷つき 傷つき 傷つき そして僕等は次に託す

有象無象の中で僕等は生きてる 歯を食いしばって紛れ込む
有象無象の中で寄り添って生きてる 有象無象のふりをして生きてる

飛び散った肉 血だまり 赤い鏡に悲しみが映り込む
僕等の輝ける未来はヘモグロビンで黒く染まる

嗚呼 僕等は探した
嗚呼 何も見つからない
嗚呼 歩き疲れた
嗚呼 次はきっと

精神 崩壊覚悟 また僕等は作る 僕等の肉から 僕等を

有刺鉄線の森の中で 産まれたままの僕等がまた出会う
有刺鉄線の森の中は 僕等をもう傷つけられない
有刺鉄線の森の中の 産まれたままの僕等は
種を探し夢を探し森をさまよい見つけ出すだろう いつか

有刺鉄線の森の中で 産まれたままの君らが出会う
有刺鉄線の森の中は 君らには少しきついだろう
けれどもやがて繰り返すうち 傷ついた皮膚は堅くなり
君らの柔らかい肉を優しく守るだろう いつか

有刺鉄線の森の中で 産まれたままの僕等がまた出会う
有刺鉄線の森の中は 僕等をもう傷つけられない
有刺鉄線の森の中の 産まれたままの僕等は
もう傷つかず傷つけず森に花を植えるだろう いつか




久しぶりに書いてみましたよ
12月になったことですしね
そんな暗くないんじゃないかな
一応最後は明るくしたつもりだし
最後まで生き抜いた命
死後
魂はどこを彷徨う

夜道で突然に奪われた命
死後
魂はどこを彷徨う


逃れられない
時間
追われ続ける

さぁその魂はどこへ行く
どこにある
どこに集まる
教義の狭間へ消える

不安定な死後の世界の狭間に落ちて
僕の中身はどこへ向かう
不安定な死後の闇に堕ちて
誰も僕を救えない

タスケテ




これで一曲ぶんの歌詞で良いよね
繰り返し最高
かつて赤き血の人間と緑の血の人間がいた
緑の血の人間は力が強く体が丈夫で巨大だが醜かった
赤き血の人間は力もなく体も弱いが賢く美しかった
互いに互いを避け日々暮らしていた
見た目が違うだけで互いに忌み嫌っていた

しかしある時緑の血の少年と赤き血の少女が恋をした
緑の血の少年はとても穏やかで
心だけは赤き血の人間よりも美しかった
赤き血の少女はそんな彼に恋をした
二人に見た目や血の色など関係なかった

しかし赤き血の人間達は彼らを非難した
彼女は無理に彼から引き離され
彼は友と共に赤き血の人々に殺された
それを知った彼の親は一族を率い赤き血の人々を踏みつぶした
誰かれ構わず叩き殺した首を捻じり切り腕を引きぬき赤き血の海を作った

やがてそれは総てを呑み込む争いとなった
少女の愛は悲しみへと姿を変え
悲痛の叫びは少女の喉をからした
閉じ込められた少女は薄暗く湿気に満たされた部屋の中
赤い涙を流し続けた

やがて赤き血の人々は知恵を使い緑の血の人々を根絶やしにした
閃光と爆風が緑の血さえも消し飛ばした
そして平穏が訪れた世界
彼女の親は扉を開けた
そこからは澱んだ空気と腐臭があふれ出した

鼻を削ぎ落したくなる臭いを堪え奥へ進むと
そこには緑色に膨らんだ少女の死体が横たわっていた
赤き血の人々はそれを焼き払い
世界から最後の緑が消えた




誰にでもかけそうな糞なの思いついたから勢いに任せて書いたひでぇもんだぜ