不肖・クロイワ正一は
コミュニケーション能力開発技術を買われ
5年前より、岩手県および同県宮古市より
「産業創造アドバイザー(産業人材育成担当)」を
委嘱されております。


少なくとも月に1度は現地に参り
さまざまな階層の企業人(新入社員~社長)や失業者に対して
・書く
・話す
スキルの向上を通じて
社会に対して情報発信し、
個人のプレゼンス(存在感)を高め
地域産業の発展・振興に貢献できるよう
研修を実施してきました。


結果、手前味噌ですが全国の市町村の数値比較を見ても
とくに宮古市は特筆すべき成果(新規顧客開拓、再就職率など)
を出すことができました。


ただ、それらの成果を踏み潰す大震災が起こり
せっかく大手取引先が決まったにもかかわらず
生産体制が確立できない製造業者も多々あります。


そこで、マスコミ駆け込みクラブの代表を
兼務させていただいている自分に何ができるか?
いろいろ模索中です。


メッセージを届ける……大事なことです。
被災体験を取材する……さらに大事なことです。
取材の対価として何かを還元する……一番大事なことです。


この5年間、以下のようなヒアリングを重ね
web活用も含め、独自のコミュニケーションスキルの開発を
支援させていただいてきました。


・都市部の取引先との交渉では、どんな壁を感じてきましたか?
・新入社員とのコミュニケーションでは、どんな問題がありますか?
・再就職の面接では、どんな点をアピールしたいですか?


こうした宮古での研修も通じて新著も出すことができましたので
わずかばかりですが、初版印税も義援金として寄附させていただきました。

出版社だけでなく、
さまざまな事業会社(製造業・商社・金融・保険など)に投げかけ
取材費の拠出をお願いし、
「被災者の叫び……聴いて、読んでくれるだけでもいい」
「被災経験者だから言えること……防災、備蓄、コミュニケーションなど」
といった出版物をまとめ、マスコミ駆け込みクラブの会員の皆さんに
取材してもらう……といった企画も考えています。


市役所の担当の方に案内され
宮古市内の被災状況を見てまいりました。
市街地はすでにきれいになっていましたが
それでも
「ここからは通電していませんので信号も電灯もありません。
 夜は車で通ると本当に怖いですよ」
と伺い、ぞっとしました。
そういえば、交差点は「譲り合い」で通っています。
沿岸部は絶句するほどの惨状です。
形をとどめている民家は少なく、
観光船や漁船が
鉄筋、鉄骨だけになった海産物加工場の屋根の上に
逆さまになって乗っています。


ゴジラに踏み潰されたように
ぺしゃんこになった車があちこちに散乱しています。


「もう、二度とこんなとこ住みたくねえなぁ~」


ふと、出てくる言葉にも底のない悲痛が伝わってきます。
今は気が張っているからいいでしょう。
しかし、緊張感が極限に達してしまったとき
こころが潰れてしまわないか……それが心配です。


折りしも
「奥さんが宮古出身で、東京で映像会社をやっている人が
 応援DVD持ってきたっていうがら、つきあっでもらますか」
と言われて、そのお宅にも訪問しました。
毎年、秋にJR山手線「目黒」駅の商店街で行われる
「目黒のさんま」祭りと東京からの応援メッセージの映像でした。
昨秋、さんまが不漁であるにもかかわらず
工面して宮古市が目黒に届けたというニュースが思い出されました。


そうえいば
「山手線の外側は目黒の商店街で、内側は品川区の商店街。
 品川は気仙沼からさんまを送ってもらっているんだど」
といったことを聴いた覚えがあります。


今年は、毎年数千人が行列する
この「さんま祭り」はできないかもしれません。


そのDVDをもって緊急に解説した
「エフエム宮古」放送局に参りました。
「これ音声だけでも流せだら流してくんねが……」といったお願いです。
スタッフの方々にもご挨拶させていただくと
なんと、
ボランティアで「エフエム沖縄」から
パーソナリティの方がいらっしゃっていました。
「繋がっているな。日本」と安堵するとともに
安穏と東京で経済活動に邁進している自分の不甲斐なさに
自戒の念も湧きました。


宮古では長嶋茂雄・巨人軍終生名誉監督が復興支援に一役買っています。
商店街、避難所など、至るところに
「がんばれ 宮古
 長嶋茂雄」
といった直筆の応援メッセージのコピーが張られているのです。
稀代のスタープレーヤー「ミスター・ジャイアンツ」は大病を患った後にも
国民的英雄としてのプレゼンスを放っているのでした。


・経済手段の提案
・こころのケア
など、
マスコミ駆け込みクラブができる復興支援活動について
継続的に模索していきたと考えています。


他の会員さまも作品や講演会のご案内がありましたら、
下記までお知らせくださいませ。


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NPO法人 情報源マスコミ駆け込みクラブ
理事長 クロイワ正一

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