ほとんど毎日、何かしら本を読んでいるが、
久しぶりに心が震えた
感動っていうヤツだな
参ったな
山下りんという人のお話です
明治の初めに画家を目指し
紆余曲折の後、
ロシア正教に入信し
ロシアに渡って聖像画師になった人
いつだったかな、お茶の水あたりをうろうろしてありゃなんだあ?とニコライ堂の中へと足を踏み入れたことがあったが、
まさにその地で生きてきた人だ。
波乱万丈の人生、
悩み多き人生ではあるけれど、
自分の内なるものを強く貫いた人生だったと思う。
日記が残されていたんだろうか、
ともかく
朝井まかてさんが上手い!
ロシアにいた時のことも
日露戦争のころのことも
たくさんたくさん読んでいて辛く苦しい場面があったけれど、
読まずにはいられず
一昨日の晩から家にいることのできる時間のほとんどを費やして読了した。
読書の醍醐味を久しぶりに味わった