「神霊矢口の渡」

 

梅枝がお舟です。

 

一目ぼれしちゃうかわいらしさ、その恋を貫く情念・・・・

 

今年、これを地元で壱太郎のお舟で観ました。➡こちら

 

梅枝さんのお舟もとってもかわいらしく、且つ、情熱的でよかったですよ。

 

 

お次は「白雪姫」です。そう、あの、グリム童話の白雪姫を玉三郎さんの監修で歌舞伎に。

 

 

 

 

 

 

 

 

かわいい7人の小人たちは花柳流の踊りをお稽古している子ども達7人で。踊りも歌も台詞もあって、堂々たるものです。

 

でもさ、やっぱりたくさんの子どもが現代劇風の台詞をいう場面が続くとね、お遊戯会?学芸会?的な雰囲気になるよね。

 

玉三郎さんを囲んでかわいい子ども達が踊ったり、歌ったり・・・かなり贅沢なお遊戯会模様。

 

白雪姫を殺そうとするこわ~いお母さんが児太郎。鏡の精が梅枝。このお二人がでてくるとまあ、それは美しく、妖艶。

 

二人の踊りややり取りの場面が工夫されていて良かったですね。

 

そして、ファンサービスとしてはこの二人に白雪姫の玉三郎が加わって3人で琴を弾く場面。贅沢この上ない。

 

まあ、そんな感じの贅沢三昧、女形の美しさを楽しんで~~っていう新作歌舞伎でしたね。

 

今月は昼も夜も女形の美しさと芸の伝承を楽しんでということだったのかね。そういう意味では満喫しました。

 

新作歌舞伎があちらこちらで花盛り。

 

「風の谷のナウシカ」の菊之助さんも怪我をした次の日から怪我した腕の方を動かさない形でやっていらっしゃるとか。

 

どんどん新しいものを作って行けばいいと思うけれど、20年、30年先にもまたまた100年先にも演じられるようなものってどういうものなのかな。そういう新作ができるといいね。

 

さて、本年もあとわずかですが、歌舞伎鑑賞納めは再来週の京都南座の顔見世となります。楽しみ!

 

関西ですからもちろん、仁左衛門さんです。