まだ全部読み終わっていない。あともう少し。
2012年10月23日〜2014年5月31日までの日記形式。
ニコニコチャンネルにアップされたものの抜粋だそうだ。
連載の終了間際に離婚問題が起きているがそういう家族の話題には後書きで触れているのみ。
辻さんの仕事、生き方に関すること、息子への思いが主たる話題だ。
ミュージシャンであり、
映画や舞台演劇の原作者で監督でもあり、
小説家でもある。
忙しいなんて言葉で言い表せないほど忙しい。
フランスと日本を一ヶ月単位程度で行ったり来たりしている。
辻さんにとってそれら色々なジャンルの仕事は、
区別し難い「自分を表現する方法」でしかない。
ただただ自分の内面から湧き出てくるものを自分に正直に表現したいだけだ。
そこに自分が、生きていくことの意義や最高の楽しさを感じているから、
とんでもなく努力もするし、とてつもないチャレンジもする。
忙しい毎日の疲れ、
諸々の「嫌なこと」「不安なこと」、
人からの批判や称賛、
などなどのことに翻弄されないための
自己コントロール術をたくさん蓄えている。
不屈の精神で臨む。
カッコいい。
伊達なスピリチュア系の人や自己啓発セミナー系の講師よりも
ずっとずっと説得力があるように思う。
フランスで生きていくためのあれこれも書いている。
どれもこれも、
あー生きている、
自分の命を、
生きている今を、
大事にしている、
ってことだなあ!
と感服させられる。
私より3年若いだけだ。
「よく若いと言われる。白髪もないのは、自分が年老いていくと意識したことがないからではないか」
みたいな文をTwitterかなんかで読んだように思う。
そう思えばそうなる。
世界は自分の意識でできている。
スピ系の常套句だ。
負けてはいられない、という気持ちになった。
自分を表現する。
それは芸術でなくてもよい。
ばあちゃん家業でも主婦家業でもなんでもいい。
まずは自分の内面で感じることを大切にすることからだ。
辻さんの、コンサート、映画、演劇〜〜
チェックだな。観たいと思った。
小説にはすぐには飛びつけない感じがなぜかしているけれど。
ミーハーな興味から読んでみる気になったエッセーだったが
読んで良かったと思う。