東京最終日に東京都美術館に行った。
「江戸時代の奇想画家8名の傑作が勢ぞろい」
という触れ込み。
「奇想の系譜」というのは美術史家の辻惟雄(つじのぶお)氏の著書のタイトルだそうだ。
彼が、伊藤若冲を世に紹介し、若冲ブームを引き起こしたらしい。
8名というのは
岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳・・・「奇想の系譜」という著書に出てくる6人に加え白隠慧鶴、鈴木其一
この中で全く聞いたこともないぞ、見た覚えもないぞというのが「曽我蕭白」。
こんな感じの絵。(ネットから引用)
展示では「醒めたグロテスク」と評していた。
ウィキによると
当時、蕭白の作品は、同時代の円山応挙や池大雅、与謝蕪村ほどではないにしろ、一般の人々に受け入れられていた。
とのこと。でも
明治時代には忘れられており、多くの作品が失われたり破損したりしていた。そのため、ウィリアム・スタージス・ビゲローによってこうした作品の多くがボストン美術館に持ち込まれることになり、現在は同美術館が最大の蕭白コレクションを所有している。
だそうな。
この辻さんの著書。どんなもんかしらと思って、図書館で検索すると、この展覧会に合わせてでしょうね、オールカラー版、大型本が今年発刊になっていてそれが図書館にもあり、そこそこの予約が。
とりあえず見て、読んでみましょう。予約しておきました。
どんなことが書いてあるのかな。美術史なんて読んだことないな。楽しみ。
こちらもよく賑わっていました。
上野公園はねえ、ここ、日本?って思うほど、
中国語が聞こえてきたよ。