こんばんは☆
仕事ができる女したい女、まーすけです。
まーすけだけど、女です・・・確認大切!
前回の記事に引き続き、色彩のお話です。
やっぱり引き続き、検定関係には役立たないです^^;多分。
この前、“青”ひとつとってもいろんな青があるってお話をしました。
薄い青、濃い青、明るい青・・・
でも、それらにもちゃんと一つ一つ名前があるんです^^
人間と違って、ひとつの色は数種類の名前(記号)を持ちます。
①日本色名
②洋色名
③CIE
④JIS
③と④は、塗装などで少しのずれも許されない場合、色を科学的に分析した
座標の数字が乗ってきます。味気ないです。でも大事です。
そのなかでも、①の日本色名についてお話ししますね。
なんで①だけなのって?
それは私が日本色名を好きだから。それだけ。ぷぷぷ~w
2年ほど前だったかな?
プリンターのCMで印象的なものがあったんです。
ただ、日本色名を読み上げて、そのイメージの景色がバックに流れる。
韓紅花(からくれない)、緋色(ひいろ)、群青(ぐんじょう)、百録(びゃくろく)・・・・・・
どうですか?綺麗でしょ?
どんな色か分からなくても、言葉の響きだけでそれは伝わるでしょ?
日本色名は、文化や生活、植物など人と密着したものからついている事が多いんです。
例えば・・・
新橋色(金春色)
これは洋色名でいうと、おなじみのターコイズブルーが一番近い。
でも、新橋色っていうと、ネイティブなイメージからがらりと変わりますよね?
名前の由来は、新橋の芸者さんの間で流行した着物の色なんです。
また、当時の芸者屋が新橋の金春新道にあったことから金春色(こんぱるいろ)とも呼ばれています。
利休鼠(りきゅうねず)
これは緑色をおびた鼠色のこと。
千利休にちなんで、抹茶色から緑を連想したものなんです。
また、藍染めの行程の段階ごとにつけられた名前もあります。
上から色の浅い順で・・・
藍白(あいじろ)・白殺し
↓
瓶覗(かめのぞき)
↓
水浅葱(みずあさぎ)・水縹(みずはなだ)
↓
浅葱
↓
藍
白殺しって・・・^^;
これは白に少し紺をかけて、白さをなくしたという意味。
瓶覗は、藍瓶をすこし覗いた程度に染めたという意味から名前がつきました。
水縹は遠い昔、万葉集にも出てくる色名です。
ほんの少しだけ紹介しましたが、どうでしょう?
実際の色をのせられないのが残念なんですが、日本色名って素敵ですよね。
日本語の持つ美しい響きや、
古来、日本人が大切にしてきた“言霊思想”も関係しているのではと思うのです。
“言霊”は、私がとても大切にしているもののひとつです。
過去に何度か記事を書かせて頂いてますが、どこにあるかわかんなくなった^^;
機会があったら、記そうと思っております。
ありがとうございます。