大学の歯学部(または歯学科)を卒業すること:

日本国内の大学で、歯科医学の正規の課程(通常6年間)を修了し、卒業することが必要です。
歯科医師国家試験に合格すること:

歯学部を卒業すると、歯科医師国家試験の受験資格が得られます。この国家試験に合格することが、歯科医師免許取得の必須条件です。
これらの2つの条件を満たすことで、厚生労働大臣から歯科医師免許が交付され、晴れて歯科医師として医療行為を行う資格が得られます。

歯科医師免許取得後:

国家試験合格後も、歯科医師として医療行為を行う前に、1年以上の臨床研修を受けることが義務付けられています。これは、大学病院や厚生労働大臣が指定した研修施設で行われます。
この臨床研修を修了することで、一人前の歯科医師として勤務医や開業医として働くことができるようになります。

専門医などの資格について:

歯科医師免許は、全ての歯科医療行為を行うことができる国家資格ですが、さらに特定の分野の専門性を高めるために、専門医や認定医といった資格を取得することができます。これらは国家資格ではなく、各学会が認定するものです。

例:

日本矯正歯科学会認定医・専門医
日本歯周病学会認定医・専門医
日本口腔インプラント学会専門医
日本小児歯科学会専門医
これらの専門医などの資格は、取得することでその分野の高度な知識と技術を持つことを示すものですが、歯科医師として働くために必須の資格ではありません。

歯科医師免許取得のための具体的な情報
歯科医師国家試験の合格率はどのくらいですか?
日本の大学の歯学部はどこにありますか? 歯科医師になるためには、日本では主に以下の2つの資格が必要です。
大学の歯学部(または歯学科)を卒業すること:

日本国内の大学で、歯科医学の正規の課程(通常6年間)を修了し、卒業することが必要です。
歯科医師国家試験に合格すること:

歯学部を卒業すると、歯科医師国家試験の受験資格が得られます。この国家試験に合格することが、歯科医師免許取得の必須条件です。
これら2つの条件を満たすことで、厚生労働大臣から歯科医師免許が交付され、晴れて歯科医師として医療行為を行う資格が得られます。

歯科医師国家試験について:

合格率: 第118回歯科医師国家試験(2025年3月発表)の合格率は**70.3%**でした。新卒者の合格率は84.0%、既卒者の合格率は44.9%となっています。近年はおおむね60%台後半から70%台で推移しており、以前と比べて難化傾向にあります。
試験の厳しさ: 6年間の学習内容すべてが問われ、非常に広範囲の知識と高い理解度が求められます。
日本の大学の歯学部一覧:

日本全国には、国立、公立、私立合わせて29の大学に歯学部(または歯学科)があります。
主な大学は以下の通りです。

国立大学(11校):
北海道大学、東北大学、東京医科歯科大学、新潟大学、大阪大学、岡山大学、広島大学、徳島大学、九州大学、長崎大学、鹿児島大学
公立大学(1校):
九州歯科大学
私立大学(17校):
北海道医療大学、岩手医科大学、奥羽大学、明海大学、日本大学松戸歯学部、昭和大学、東京歯科大学、日本大学歯学部、日本歯科大学生命歯学部、神奈川歯科大学、鶴見大学、日本歯科大学新潟生命歯学部、松本歯科大学、愛知学院大学、朝日大学、大阪歯科大学、福岡歯科大学
歯科医師を目指す道のりは長く、非常に高い学力と強い意志、そして多くの学習時間を要します。しかし、その分、人々の口腔の健康を守り、社会に貢献できる非常にやりがいのある仕事です。

1. 高校で勉強すること(大学受験準備):

歯科医師になるには、大学の歯学部に入学する必要があります。歯学部は理系学部ですので、主に以下の科目を重点的に勉強しましょう。

英語: 共通テストや個別学力試験で高得点を取るために必須です。読解力、文法力、英作文力、リスニング力など、総合的な英語力が求められます。
数学: 数学IA、IIB、IIIまで、理系大学の受験に必要な範囲を幅広く学習します。論理的思考力や問題解決能力が問われます。
理科: 以下の科目の中から2~3科目を選択して学習します。
化学: 生命現象や物質の構造、反応の基本を理解するために非常に重要です。大学入学後も化学の知識は必須となります。
生物: 生物の体の仕組みや生命現象について深く理解することは、医学・歯学の基礎となります。
物理: 医療機器の原理や、生体内の物理現象を理解するために役立ちます。
国語・社会: 共通テストで必要となるため、基礎的な知識は身につけておく必要があります。特に小論文や面接で自分の考えを論理的に表現するためには、読解力や記述力も重要です。
2. 大学の歯学部(6年間)で勉強すること:

歯学部に入学すると、専門的な知識と技術を体系的に学びます。

基礎医学(座学と実習):
解剖学: 人体の構造、特に頭頸部や歯顎顔面領域の解剖を詳細に学びます。
生理学: 人体の機能、生命活動の仕組みについて学びます。
生化学: 生体内での化学反応や物質代謝について学びます。
薬理学: 薬の作用機序や使い方について学びます。
病理学: 病気の原因や病態について学びます。
微生物学・免疫学: 感染症の原因となる微生物や、体の防御機構である免疫システムについて学びます。

1. 大学入試の難易度:

歯学部の数が少ない: 全国の大学のうち、歯学部を設置している大学は27校と、医学部と比較しても非常に数が少ないです。このため、門戸が狭く、競争率が高くなる傾向があります。
高い偏差値: 特に国立大学の歯学部は、学費が安いこともあり、非常に高い偏差値が求められます。私立大学も、人気校は難易度が高いです。
入試科目と範囲: 理系科目(数学、理科、英語)に加え、多くの大学で小論文や面接が課されるため、総合的な学力と人間性が問われます。
2. 歯学部での学業の厳しさ(6年間):

膨大な学習量: 歯学部では、基礎医学(解剖学、生理学など)から歯学の専門科目(口腔解剖学、歯科保存学、矯正歯科など)まで、非常に幅広い分野の知識を習得する必要があります。その量は膨大で、深い理解が求められます。
厳しい試験と留年率:
多くの大学で、専門科目が始まる2年生以降は毎週のように試験があると言われています。
学内試験の難易度も高く、一つでも落とすと留年につながる可能性があります。
文部科学省のデータによると、在学中に一度でも留年・休学をした6年生の割合は37.6%にも上るとされています。私立大学では50%程度の留年率を示すところもあります。
特に6年次には卒業試験があり、歯科医師国家試験の合格見込みがない学生は卒業させないという方針の大学も多いため、この段階での留年が最も多くなります。
臨床実習の厳しさ: 5年生以降は臨床実習が始まり、実際の患者の治療を指導医の監督下で行います。理論だけでなく、実践的な技術と判断力が求められるため、肉体的・精神的にも負担が大きいです。
手先の器用さも要求: 歯を削ったり、詰め物をしたり、義歯を作成したりと、非常に細かい作業が多いため、手先の器用さも求められます。
3. 歯科医師国家試験の難易度:

合格率: 歯科医師国家試験の合格率は、近年60%台後半から70%程度で推移しており、約30年前の80%台、90%台と比べると大幅に低下しています。
試験の厳しさ: 厚生労働省が歯科医師の供給過多の問題を重視しており、試験の合格基準が引き上げられるなど、難化傾向にあります。現役生でも約8割、既卒生だと4割程度の合格率となります。
膨大な出題範囲: 6年間で学んだ全ての知識が問われるため、非常に広範囲の学習と対策が必要です。
4. 研修医期間:

国家試験に合格しても、すぐに開業できるわけではなく、1年以上の臨床研修が義務付けられています。ここでも、実践的な臨床経験を積むための努力が求められます。