アメリカ物件に掛かる費用について、備忘録も兼ねて、記載しておきます。

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初期費用


①物件価格・・・土地及び建物にかかる費用です。

アメリカの場合、土地と建物の按分比率は、2:8の割合です。


②修繕費用・・・アメリカ物件の場合、所有者が変わる際(売買のタイミング)で

必ず物件調査 が入ります。

もし、査定を入れずに売買をした場合、売主が修繕にかかる場所を言わないで、後々、余計な費用がかかってしまう事もありますので、必ず物件調査を入れます。


その物件調査を入れた際、その修繕ありきで契約が成立します。


③決済手数料等・・・700㌦~800㌦

※決済手数料・タイトルインシュアランス・登記費用など、登記決済に関わる費用です。


④固定資産税の日割り分

購入時期により異なります。これは日本と同じですが、売主がすでに払い込みをしている固定資産税を

購入日からの起算で、買主が支払います。


⑤火災・盗難保険・・・約850㌦~950㌦です。物件の規模により若干異なります。


⑥その他の手数料・・・約20万円~25万円です。

市役所に実施して頂く物件検査、賃貸物件の登録費、テナントの宣伝広告費、

タイトルカンパニー(所有権移転代行会社)との書類手続き、送金手数料などの費用


⑦譲渡税

County transfer(市税)・・・約150㌦前後(物件により異なる)

State transfer tax(カウンティ税)・・・約70㌦前後(物件により異なる)




ランニングコスト


①固定資産税

Summer Tax ・・・毎年7月1日を起算日として6月30日までを1年とする。

winter tax ・・・毎年1月1日を起算日として12月31日までを1年とする。

これらの2種類の固定資産税があります。


物件により異なりますが、大体1,300㌦~2,000㌦前後が目安です。


②管理費・・・家賃に対して、10%が管理費となります。

これは回収した家賃から自動的に引かれます。入居者がいない場合は不要です。


③テナント付け(入居付け)費用・・・テナント(入居者)を付ける際、そこに関わる費用が発生する時があります。

約350㌦~家賃の1ヵ月分までと幅がありますが、テナント付け専門業者などに依頼する事もあります。

日本の場合、仲介手数料や広告料という名目のものです。


④口座開設費・・・管理会社に、物件管理を依頼する際、1物件に付き家賃の1ヵ月分がこれにあたります。

これは、前オーナーや以前の管理会社からの引継ぎや、テナントと契約更新を行う際の費用です。

アメリカの場合、既存入居者がいる物件で、売りに出ているものは、大半、問題物件という事を想定しておいて下さい。

日本でも、たまにありますが、いわゆる不良入居者です。

例えば、「雨漏りがするから家賃を下げてくれ」などと大家を困らせる入居者や常にどこかにクレームをつけ修繕ばかりを依頼してくる入居者など、不良入居者が多いのです。


こんな場合、物件の所有者が変わるので、テナントと契約更新を行います。

つまり、「雨漏りは直すから500㌦の家賃から、相場と同じ700㌦にして契約をしてくれ」などと言う交渉も入ります。


そういった「ややこしい入居者」への対応や場合によっては、追い出し費用なども含まれます。


⑤メンテナンスリザーブ・・・200㌦です。

日本でも同じですが、管理会社と契約する管理委託契約では、小額(5万円ほど)の費用であれば、緊急対応として管理会社の判断で、修理をする事が出来ます。

緊急対応とは、水道関係の破損、水漏れを含め、緊急に対応しないといけないが、いちいち大家に連絡をして決済を仰いでいると、時間の経過とともに、被害が拡大する場合などは、予め、200㌦プールさせておき、管理会社が対応できる様にしています。

※勿論、何もなければ、200㌦はずっとプールされています。(預かり金処理です)