日曜日、饅頭(マントゥ)を作ってくれると、王(ワン)さんが食事に誘ってくれた。(*^。^*)
私は午前中、静岡駅近くの餌屋でグルテンを仕入れるつもりでしたが、生憎無かった為、自前だと言う練り餌を購入した。
宿舎からバス停3つほどで田んぼが沢山あるので、来週釣行のつもり。(*・ω・)ノ~♪
昼頃戻ると二人で沢山の料理を作っており、非常に興味津々なのが中身が無いマントゥと粟である。(*^^*)
マントゥは小麦文化圏では主食、粟はどうして食べるのか?
日本では男子厨房に立たずと言うのだが、中国では客人をもてなす時は、家長が厨房に立つそうだ。
火力の強い厨房で手際良く次々と作られる料理に、まるで中華料理屋かと圧倒される。
月に10万の収入の人達に、もてなされる複雑さもある。
彼らは山東省出身で、期せずして山東料理を食べれる機会となったのである。
日本では冬場にコンビニでもお馴染みの肉まんあんまんだが、その起源と云われる伝記が、三國志時代の公明(字忘れた)にある。
当時川の氾濫などに、生贄を捧げる風習があり、人間の生首を川に投げ入れたそうだ。
それを見た公明が嘆き、肉を小麦皮で包んで蒸した物を首に見立てて川に投げ入れたそうだ。
面白いのが、中身が入ると肉包子(肉パオズ)と呼び、中身が無いと饅頭(マントゥ)なのだが、どちらも蒸したパンではある。
山東省の食事では、酒を飲みながら料理をたらふく食べ、最後の仕上げにマントゥや粟粥を食べるのだが、始めて食べるマントゥを真っ先に食べて、酒も料理も満足に食べられないのが私である。σ(^_^;アハハハ
食事は昼頃から午後2時くらいまで続き、日本ではそりゃ宴会です。
粟粥は単にお湯で炊いただけの味付けもしていない。
中国では砂糖を入れて食べるそうだが、日本人は塩で食べると香ばしくてとても美味である。
ちなみに砂糖を入れて食べると、御飯に砂糖をかけた感じで、とてもツラいです。(^-^;)
山東省では専らこの砂糖をかけた粟粥に、小籠包とお茶で味付けしたゆで卵を食べるそうだ。
日本人も明治くらいまで麦飯や雑穀を主食にしてたそうだが、米飯になって久しく、肉食も進み成人病も飛躍的に増えた。
本来我々は食として雑穀を沢山取り入れ、白米もさほど食べて来なかった歴史がある。
今、成人病予防などに雑穀などのスローフードは世界的に見直されて来ている。
日本人ももっと食の在り方を考え直す時期ではなかろうか?
こんな統計がある。
キレる人間の約六割がカップラーメン常食者と言う。
正に医食同源、食とは健全な体と精神を育む原点と言う事なのだろう。
昼食後、一度昼寝をし、彼らにお礼の焼酎と食前酒の紹興酒を買って来た。
部屋にあった小さな杏仁豆腐とみつ豆の缶詰めを持って行くと、皆一様に感心が集まった。
中国では大勢や家族での食事が当たり前なので、一人用の小分け品が珍しいそうだ。
味付けも好評で、王さんはわざわざ静岡駅近くの中華食材店からサンザシのシロップ漬けを買って来てくれた。
中国では食事のメニューに甘いスイーツ系が一品入るらしい。
油系が多いせいもあり、日本人で云う箸休め系か、口直し系のようだ。
夕食は、更に手作りの水餃子も加わり、テキさんも加わり四人でワイワイと食事。(*^^*)
食べるのが困ったのが、豚足と鶏脚だった。(^-^;)苦手だなぁ。
言葉はカタコトでしか通用しないが、漢字だとほぼ意味がつたわる。
ブルース.リーも李 小籠(り.しょうりゅう、リーシャウロン)で伝わる。
なんにせよ、充実した日曜だった。(^_^)v