先日のご依頼、前方視界が塞がれる程のマフラーから白煙大量放出、車内異臭、エンスト、修理依頼でポルシェ ボクスターSの入庫です。
結論から言いますと、オイルセパレーターの故障となります。
他ケイマン、911でも同様ドライサンプ方式のエンジンでは定番の故障ではないでしょうか。
セパレーター内部の故障により吸気系統、燃焼室にエンジンオイルが侵入、一緒に燃焼されたオイルがマフラーから白煙となって大量に放出されます。
早速修理へ。
吸気系統へエンジンオイルの侵入により、インテークパイプは湿っています。
スロットルボデー等、ホース類を取り外します。
メインのオイルセパレーターも取り外し。
吸気系統のオイル侵入。
スロットル内にも侵入しているため、エンストの原因かと思われます。
全て綺麗に洗浄です。
続いてメインとなる新品のオイルセパレーターへ取り替えます。
綺麗にしたエアインテーク系統の取り付け、そしてボロボロになっているエアクリーナーエレメントも新品へ取り替えます。
修理作業完了。
エンジン始動後、まだ白煙は放出されているので数日間の試乗により燃焼室、エグゾースト内部に残っているオイルを焼き切ります。
最終的に白煙は出なくなり、走行状態も吸気系統の洗浄により調子が良くなりました。
ですが年式経過、過走行車となりますので油断は禁物。
定期的に点検、メンテナンスをしていきましょう。
外車のメンテナンス依頼、ご相談お待ちしております。
株式会社 マスターピース HP