masterpiece2014のブログ

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後に天才外科医となる若い男が、空き家を見つけて住もうとした。そこに突然、見知らぬ大工があらわれる。この家はその昔に自分が建てた、だから自分に改築 させろ、という。男は任せた

有一名日后成为天才外科医生的年轻人找到了一所空房子打算入住。这时,突然出现了一个不认识的木匠。说是这所房子从前是自己建造的,所以请求让自己来改建。于是,年轻人就将工程托付给了他。

▼腕のいい職人はほどなく白血病 で倒れる。30年以上前の広島での被爆が原因だ。難しい病気に、駆け出しの医者は〈まるで風車にむかうドン・キホーテのよう〉に無力だった。大病院で治したら仕事の続きをすると誓って別れたきり、姿を見せない。医者はすっかり古びた家に手を加えず、ただ再会を待っている……

▼手艺不错的木匠过不多久就因为白血病垮下了,原因是30多年之前发生在广岛的那次核爆炸。面对这难以治愈的疾病,前来诊治的医生<就像是奔向风车的唐·吉珂德似的>回天乏术。打算到大医院医治的木匠临行时发誓说,治好了再回来继续改建工程。没想到就此一别再无踪影。而这位医生却一直在等着与他重逢,没有继续进行旧房的改建……。

手塚治虫の代表作 『ブラック・ジャック』から「やり残しの家」という一編である。去年出た作品集『漫画家たちの戦争 原爆といのち』に収録され、今回はじめて読んだ。戦争を生き延び、「生命の尊厳」を生涯のテーマとした手塚らしい佳品だ

▼这是手塚治虫的代表作《布莱克·杰克》中一段故事‘未完工的房子’,收录在去年出版的作品集《漫画家们的战争 核爆炸与生命》一书。我这是第一次读到它,觉得确实是这位从战争年代活了下来,以“生命的尊严”为毕生课题的手塚先生笔下的佳作。

▼『鉄腕アトム』のイメージから、科学技術への賛歌 をうたい上げたと思われがちな人である。実際はその暴走の危険性を訴えたかったのだという。どんなに科学が進んでも、人間は「やはり愚かしい一介の生物にすぎない」と語っていた

▼人们往往从《铁臂阿童木》的形象联想到他是一位为科学技术大唱赞歌的人。而实际上他是想通过这种方法提出自己的诉求。据说他认为这种不顾一切的过度发展非常危险。他说,无论科学如何进步,人“仍然只不过就是一介愚蠢的生物”

暴走 の極みとしての核兵器をなくしていく道は遠い。きのうの長崎の平和祈念式典では、戦後日本の不戦の誓いの「揺らぎ」が指摘された。被爆者代表は「平和憲法」をめぐる政治の現状に非を鳴らした

▼这一过渡发展的极致便是核武器,而废除核武器的道路则非常遥远。昨天,在长崎举行的祈盼和平仪式上有人批评说战后日本的不再战宣言出现了“动摇”。遭遇核爆炸者代表严厉谴责了围绕着“和平宪法”所展示的政治现状。

人間の愚 かさを直視しつつ克服する努力を続けるほかない。ドン・キホーテは無力だったかもしれないが、岩をも通す一念を持っていた。

▼直面人的愚蠢,我们只能继续努力克服。也许唐·吉珂德势单力薄,然而他却抱定打通岩石的信念。