賃貸住宅と言えばちょっと前までは「仮住まい」の印象が強かったと思います。
持ち家を購入する資金を貯めるまでの一時的な住まいとか、独身者が結婚するまでの住まいといった使われ方が多かったように思いますが、最近ではイメージが大きく変わっています。
一つには大手ハウスメーカーが賃貸住宅建設にも参入するようになり、一般住宅と同じようなグレードの高い設備を取り入れるようになったことが挙げられます。
加えて供給過剰気味になって来たことから入居者を確保するためにハイグレードな物件を建てるようになったこともイメージアップに繋がっています。
設備だけでなく間取りも広くなっていたり、一戸建て住宅のように1、2階を使えるような造りになっている物件も多くなっています。
所有権こそありませんが、その分固定資産税の負担が無く、また住宅ローンで余分な金利を支払うことも無いことから、先行きの読めない時代に合っているとされ人気が高まっています。
今後は相続税の改正で土地活用を考える層が増えると予想されることから、ますます賃貸住宅は増えると思われます。
