|
|
| 拡大写真 |
| 3年ぶりの春高出場を決めた由利の選手たち。大学生の胸を借りる“出稽古”で腕を磨いた (写真:サンケイスポーツ) |
コート上に感激の花が咲き乱れた。満面の笑顔、こらえきれない涙…。泣き笑いの歓喜の輪。3年ぶりの春高出場を決めた選手をみつめながら、由利・菅原清監督(47)は大きく息をついた。
「まずはホッとした。強い心を持って最後まで戦えたことがよかった」
第3セットは15-19とリードされながら、宮腰主将を中心に反撃。18-20から5連続得点で逆転すると、そのまま一気に寄り切った。1メートル78の佐々木優奈(2年)らの高さで勝負してくる相手を、テクニックでさばき切った。宮腰主将は「自分たちは高さがないぶん、嫌らしいバレーで得点しないといけない。(この試合は)それができたと思う」と胸を張った。
大学生の胸を借りる“出稽古”を積み、高さに対抗した。かつてチームを率いた指導者からの縁を引き継ぎ、県大会前に東北福祉大バレー部(女子)へ“出稽古”することが慣例となっているのだ。今回も10月中旬、秋季東北大学リーグ戦優勝の強豪のもとへ足を運んだ。速く、高く、強いボールをたたき込んでくる大学生を相手に、コースを読み、スパイクをブロックに当ててアウトにしてポイントにするなど対策を練ってきた。丸1日練習試合を繰り返し、鍛えてきた成果を出した。
7月のインターハイは16強進出。春高ではそれを上回る8強が目標だ。「やるべきことをやって大会に臨む。絶対に目標を達成したい」(宮腰主将)。全国大会では“高校生超え”のハイテクニックで勝負する。
「この記事の著作権はサンケイスポーツに帰属します。」