小惑星探査機「はやぶさ」Part.2
川淳の言葉
「はやぶさ」の帰還がせまるなか、2009年11月、
すべてのイオンエンジンの寿命がつき、
運用停止に追い込まれた。
だが、われわれプロジェクトは、
彼をあきらめさせることなく、
動くものはなんであれ動員して
あらためて走りださせることに成功した。
いや走らせてしまった。
運用再開を喜ぶなかで、
私は、若干複雑な気持ちも併せてもっていた。
「はやぶさ」は、本当は帰還を嫌がったのではないか。
知ってか、知らずか、
「はやぶさ」を待ち受ける運命は、
大気再突入で燃え尽きることだ。
もちろん、子のカプセルを運び、
ともかくも所定のレールに載せた後にはなるのだが。
どうして君はこれほどまでに
指令に応えてくれるのか?
そんなにまでして。
イオンエンジンの運転が再開したとき、
そんな気持ちをもってしまった。
われわれが、方策を考えあぐねていたならば、
それは君を救う道だったかもしれない。
使命を全うするのか?
それとも、いやいやをしたいのではないのか。
「はやぶさ」にはぜひがんばってほしい、
と思う反面、
その先に待つ運命は避けられないものかと思う。
空力的に大気でジャンプする案など、
力を得ることもできるのだが、
度重ねた検討によっても、熱の壁が先に来てしまい
救えないことはわかっている。
この帰還の運用には、一度きりのチャンスしかない。
万全の備えが必要だ。
しかし、この万全さは、逆に、「はやぶさ」自身の
最期を確実に演出してしまう残酷さにつながってしまう。
おもえば、この運命は、
化学エンジンがつかえなくなった
2006年の時点でわかっていたことなのだ。
帰って来るなというわけにはいかない。
万全の準備とは、冷酷な準備でもある。
「はやぶさ」が切り離すカプセルは、
「はやぶさ」自身の思いを載せて、
次の後継機への「たまご」となると考えるべきなのだろう。
「はやぶさ」自身もそれを望んでいるのだ。
イオンエンジンによる長期の軌道制御が終了した3月末、
君はどうしてそんなにまで、とふたたび思った。
けれど、その時、「はやぶさ」の覚悟が何であり、
何を望んでいるのかが、わかった気がした。
たまごを受け取って孵(かえ)してあげること。
それをしなくてはならない。
満身創痍。ハードウェアとしては、たしかにそうだ。
しかし、自律機能や判断能力といったソフトウェア面は
今までもちゃんと機能してきた。
けなげにもがんばった。
ところが、最近は、「はやぶさ」の頭脳や
感覚にも老化が現れてきている。
記憶であるRAM データレコーダにはビット反転が頻発し、
頭脳であるDHU でも反転が発生、
感覚器であるジャイロも反転が
起きやすくなってきていて、動作も今や確実でない。
そろそろ寿命が全うすることは、
「はやぶさ」自身が感じているのかもしれない。
これ以上、長い飛行を続けるのは苦しいだろうと思う。
無理だろう。
この6月、「はやぶさ」自身が託したいことを
やりとげられるよう運用すること、
彼が託すことをかなえてやることが、
彼自身にとって最良な道なのだと、
ようやく悟れたと思う。

「はやぶさが燃え尽きた後になって、
観測室にデータが届いた。
撮影の段階ではやぶさは燃え始めていたはずで、
なぜこのような画像を送れたのか
信じられません(関係者)」
採取したカプセルを地球に放った後
大気圏で燃え尽きるはやぶさに
故郷地球をもう一度見せるため
姿勢を立て直させたそうです。
この写真を見てマネージャ川淳は
「はやぶさの涙でぼやけている」
と語った。
還る為に帰ったはやぶさ。
次のはやぶさが孵化するのを楽しみにしてます。
「はやぶさ」の帰還がせまるなか、2009年11月、
すべてのイオンエンジンの寿命がつき、
運用停止に追い込まれた。
だが、われわれプロジェクトは、
彼をあきらめさせることなく、
動くものはなんであれ動員して
あらためて走りださせることに成功した。
いや走らせてしまった。
運用再開を喜ぶなかで、
私は、若干複雑な気持ちも併せてもっていた。
「はやぶさ」は、本当は帰還を嫌がったのではないか。
知ってか、知らずか、
「はやぶさ」を待ち受ける運命は、
大気再突入で燃え尽きることだ。
もちろん、子のカプセルを運び、
ともかくも所定のレールに載せた後にはなるのだが。
どうして君はこれほどまでに
指令に応えてくれるのか?
そんなにまでして。
イオンエンジンの運転が再開したとき、
そんな気持ちをもってしまった。
われわれが、方策を考えあぐねていたならば、
それは君を救う道だったかもしれない。
使命を全うするのか?
それとも、いやいやをしたいのではないのか。
「はやぶさ」にはぜひがんばってほしい、
と思う反面、
その先に待つ運命は避けられないものかと思う。
空力的に大気でジャンプする案など、
力を得ることもできるのだが、
度重ねた検討によっても、熱の壁が先に来てしまい
救えないことはわかっている。
この帰還の運用には、一度きりのチャンスしかない。
万全の備えが必要だ。
しかし、この万全さは、逆に、「はやぶさ」自身の
最期を確実に演出してしまう残酷さにつながってしまう。
おもえば、この運命は、
化学エンジンがつかえなくなった
2006年の時点でわかっていたことなのだ。
帰って来るなというわけにはいかない。
万全の準備とは、冷酷な準備でもある。
「はやぶさ」が切り離すカプセルは、
「はやぶさ」自身の思いを載せて、
次の後継機への「たまご」となると考えるべきなのだろう。
「はやぶさ」自身もそれを望んでいるのだ。
イオンエンジンによる長期の軌道制御が終了した3月末、
君はどうしてそんなにまで、とふたたび思った。
けれど、その時、「はやぶさ」の覚悟が何であり、
何を望んでいるのかが、わかった気がした。
たまごを受け取って孵(かえ)してあげること。
それをしなくてはならない。
満身創痍。ハードウェアとしては、たしかにそうだ。
しかし、自律機能や判断能力といったソフトウェア面は
今までもちゃんと機能してきた。
けなげにもがんばった。
ところが、最近は、「はやぶさ」の頭脳や
感覚にも老化が現れてきている。
記憶であるRAM データレコーダにはビット反転が頻発し、
頭脳であるDHU でも反転が発生、
感覚器であるジャイロも反転が
起きやすくなってきていて、動作も今や確実でない。
そろそろ寿命が全うすることは、
「はやぶさ」自身が感じているのかもしれない。
これ以上、長い飛行を続けるのは苦しいだろうと思う。
無理だろう。
この6月、「はやぶさ」自身が託したいことを
やりとげられるよう運用すること、
彼が託すことをかなえてやることが、
彼自身にとって最良な道なのだと、
ようやく悟れたと思う。

「はやぶさが燃え尽きた後になって、
観測室にデータが届いた。
撮影の段階ではやぶさは燃え始めていたはずで、
なぜこのような画像を送れたのか
信じられません(関係者)」
採取したカプセルを地球に放った後
大気圏で燃え尽きるはやぶさに
故郷地球をもう一度見せるため
姿勢を立て直させたそうです。
この写真を見てマネージャ川淳は
「はやぶさの涙でぼやけている」
と語った。
還る為に帰ったはやぶさ。
次のはやぶさが孵化するのを楽しみにしてます。
小惑星探査機「はやぶさ」
風邪をひく前「はやぶさ」にどっぷりハマってしまった。
惑星「イトカワ」を調べる為旅立ったあの「はやぶさ」だ。
ニュースは見たが特に興味もなく
友人に誘われたのがきっかけだったが
帰還カプセルや関係者のコメント、
新聞の記事やミニ映画を見ていくうちに
この魅力は何なんだろう??
と興味を持ち始めた。
そこからネットで調べ始めると
情報があるわあるわ(汗)
まず「はやぶさ」を全く知らない方はコチラを・・・
(動画は帰還前ですが・・・)
2003年5月9日、鹿児島県内之浦から
M-V-5号機ロケットに乗って旅が始まり
2005年9月12日、目的地イトカワに到着。
幾多のトラブルを乗り越えて
2010年3月27日地球に帰還。
僕が魅かれた科学的なこの話、このプロジェクトは
無人探査機ながらチームの愛が感じられるものでした。
つづく・・・
次回はプロジェクトマネージャ、
川口淳一郎さんの言葉からどうぞ・・・
惑星「イトカワ」を調べる為旅立ったあの「はやぶさ」だ。
ニュースは見たが特に興味もなく
友人に誘われたのがきっかけだったが
帰還カプセルや関係者のコメント、
新聞の記事やミニ映画を見ていくうちに
この魅力は何なんだろう??
と興味を持ち始めた。
そこからネットで調べ始めると
情報があるわあるわ(汗)
まず「はやぶさ」を全く知らない方はコチラを・・・
(動画は帰還前ですが・・・)
2003年5月9日、鹿児島県内之浦から
M-V-5号機ロケットに乗って旅が始まり
2005年9月12日、目的地イトカワに到着。
幾多のトラブルを乗り越えて
2010年3月27日地球に帰還。
僕が魅かれた科学的なこの話、このプロジェクトは
無人探査機ながらチームの愛が感じられるものでした。
つづく・・・
次回はプロジェクトマネージャ、
川口淳一郎さんの言葉からどうぞ・・・
おひさ
ども。風邪で寝込みかけたmasterfireです。
7度9分とギリ8度にはいかなかったんですが
仕事が休めずちと辛かったこの一週間。
少し体調が良くなったので昨日は夕方お散歩へ。
持ち物は、
①小銭入れ
②Dizzy mizz lizzy/Glory
③Thunder/Fly on the wall
だけ。
日頃歩かない道が秋に変わってて驚く。
ちょっと寒い風を微熱が残る体に受けては
ディズミズのわびしいメロディが体に沁みます。
体調が悪くなる度に悪い生活リズムを反省。
この反省は体調がいい時は気付かないので無意味。
これを書いてる時間は夜中の1:53。
あっ、悪い生活リズムだ。
今気づいたので寝ますw
ちょっとお休みしてましたけど
またちまちまとぼやいてまいる所存です。オワリ。
7度9分とギリ8度にはいかなかったんですが
仕事が休めずちと辛かったこの一週間。
少し体調が良くなったので昨日は夕方お散歩へ。
持ち物は、
①小銭入れ
②Dizzy mizz lizzy/Glory
③Thunder/Fly on the wall
だけ。
日頃歩かない道が秋に変わってて驚く。
ちょっと寒い風を微熱が残る体に受けては
ディズミズのわびしいメロディが体に沁みます。
体調が悪くなる度に悪い生活リズムを反省。
この反省は体調がいい時は気付かないので無意味。
これを書いてる時間は夜中の1:53。
あっ、悪い生活リズムだ。
今気づいたので寝ますw
ちょっとお休みしてましたけど
またちまちまとぼやいてまいる所存です。オワリ。