忘れない3.11
被災地で出会った親子
ツグミとさや

あれから12年繋いできた会話がある
東北の追悼と被災した方、
生きてるみんなに
何かが届けばとその会話の少しを
シェアするね

ツグミとサヤは震災で家族をなくした

目の前で家族が
海にのまれた少女

恐怖と悲しみを
背負い外に出れなかった
8歳の少女とお母さん

ずっとさみしくて怖くて
自分が生き残ったことを
責め続けていた

毎年会うたび
少しずつ心を開いて
話をしてくれた

家族が助けてくれたこと
流されていった家族のこと
どうして私だけ生き残ったの?と

震災から8年
16歳になった彼女は
不幸の中にいた
彼女に私は手紙を書いた

もう十分苦しんだよ
もうあなたは幸せになっていいんだよ

毎朝起きたら選ぶんだよ

幸せの人生と
不幸な人生どちらを生きたいのか

幸せを選ぶなら
あなたはそうなれる力があるよ
信じて と書いた

彼女はそのあと
自分を幸せにすると決めたと
伝えてくれた

みんながくれた命を
大事にする
お空の上のみんなに
笑顔をみせたいと

今年20歳
みんなが助けてくれた事には
きっと意味があるから
自分も助けられたように
自分も愛されたように
誰かを助けて愛したいと
伝えてくれた

彼女のことを励ました私も
彼女が立ち上がった姿に励まされている

彼女に今年
私はこう言った

今日は泣いていいんだよ
いっぱい泣いていいんだよ

3.11
思い出して
引きずって
気持ちを切り替えれなくても
いいんだよ

大好きな人は
大好きなままで
会いたいままで
いいよね

涙は流れ続けていいし
枯れてもいい

生きてるって
精一杯
感じるってことだもんね

と。

12年目のツグミとサヤとの会話より
忘れない3.11 🙏
そして いっぱい笑おうね