ブルースター:魔笛はどこにあるの?

青い鳥:魔笛は、あなたが強く願えばそこに現れます。

ブルースター:どういうこと?あなたさっき「私と一緒に来てくれますね?」と言ったけれど、どこにつれていくつもりなの?魔笛は…よくわからないけど、ここにあるのでしょう?

ブルースターはぐるりと周りを見回すが、魔笛と呼ばれるようなものが出てくる気配はない。そもそもそれが何かわからなければ、出てきても分からないかもしれない。

青い鳥:ブルースター、わたしはあなたをこの世界の向こう側へ連れていくつもりなのです。

ブルースターは理解ができなかった。なぜ、突然現れたこの鳥は、この鳥は、こんなにわけのわからないことを伝えてくるのだろう。

ブルースター:それは…島を離れる、という意味なの?

青い鳥:そうです。もう本当に時間がないのです。あの星もこの星も、想念が濁りすぎ、着々と終わりに近づいている…。何とかしてコンタクトを図らないと…

ブルースターはわけが分からなかった。この鳥は、魔笛も魔法も、セブンスターズのこともすべて、濁したままだ。ただ、この鳥が何かに必死であることだけは理解ができた。テレパシーを使っても、この鳥は、その奥の奥の考えまで読み取らせてくれない。

ブルースター:あなたが何を考えているかは分からないけど、何かの役に立てるならわたしはあなたについていくわ。

ブルースターは決意を固めた。島を離れる決意を。ずっと、しあわせに暮らしてきた。これからもずっとしあわせに暮らすつもりだった。ただ、この青い鳥の登場によって、この世界のどこかには不幸というものがあり、苦しんでいる誰かがいて、その誰かを何とかしたいという青い鳥と女王様の気持ちと同調したのだ。