遠征の旅費を浮かせるため、そして早く帰宅して体力回復に努めるため、もったいないと思いつつ朝一番の飛行機で帰途に就きました。

そして帰宅後に昼寝をしてから夕食を摂ってからWOWOWで放映されたPerfume 3rd Tour「JPN」広島公演を鑑賞。

昨日の宜野湾海浜公園野外劇場のライブを「最高」と賞しましたが、こちらも「最高」!!!

宜野湾の野外ライブを獲れたての魚を浜辺でさばいて生醤油だけで味わった刺身にたとえれば、ツアー本公演は同じ魚をバターやワインや香草などを用いて味付けしたフランス料理みたいなもの。放送は更にそれを細かい味がわかりやすいように味の特徴的な部分を強調して家庭でも楽しめるようにパックしたレトルト食品のようなものだと思います。Perfumeという食材の味わい方の違いだけで、どれも激ウマい。

ライブ中は体を動かしたり周りを見渡したりスクリーンの映像を見ていたりと、案外メンバーのことは観ていないのですが、細かいメンバーの表情とか振り付けとか所作とかが楽しい。

会場でも感じたことですが、音源のボーカルトラックをそのまま流すのでなく、かなり高い割合でマイクの声をそのまま使っっている部分が多いような気がします。声が途切れたりピッチが狂ったりする部分もありますが、それもライブの醍醐味の範疇。今後、生ボーカルの割合は増えていくような予感がします。

照明効果とかレーザーを駆使した舞台演出も美しいです。光り物禁止にしただけのことはあります(直前の柴咲コウのライブ映像が光り物バリバリだっただけに印象がより強い)。

照明、レーザー、映像といった効果で情報量が多く、メンバーと観客の動きも激しいPerfumeのライブ映像のデジタル放送では、モザイクがかかったようなブロックノイズが出ることが多いのですが、とてもクリアでした。多少ノイズが多い部分があったりフォーカスが合っていないように見えた部分は見られたものの、不快感を感じさせない程度に処理したWOWOW技術陣の努力に感謝です。

「JPNメドレー」と「Spring of Life」がカットされたのは残念ですが、これはユニバーサルJから映像が商品として発売されるサインとして喜ばしく感じることにしましょう。何しろ、一番カットされる可能性が高いと予想していた「JPNスペシャル」と「GLITTER」がカットされなかったのですから。MCも細切れながら会場の雰囲気、地元広島の大会場で公演ができる喜び、メンバーの個性などが感じられるシーンを上手に切り取ってありました。視聴料の元は十分取れました。

最後にカットされた「Spring of Life」のライブ映像の代わりに同曲のMVが流れました。気になって比較したのですが、CDの初回盤特典DVDよりもクリアな映像なので、HD版だと思います。ライブ映像がカットされた残念感が若干和らぎました。

ま、Perfumeが次のことを仕掛けてくるまでの間、この映像を繰り返し繰り返し鑑賞することになると思います。そういう価値のある映像にはなってくれました。改めてWOWOWさんに感謝です。

でも、7月にPerfumeの番組を何か入れないと、6月一杯で解約しますよ。お願いだから、代々木DDDの再放送でも今更RIJF10, 11のアーティスト特集でも何でも良いので、Perfumeをもっと取り入れてください。お願いです。