自治体から出されているハザードマップ。

これを土地選びの判断材料に利用されている方も多いと思います。

 

ここ最近、梅雨時期だけに限りませんが、「100年に一度の大雨」が日本のアチコチで発生してます。その地域にとっては「100年に一度」かもしれませんが、これだけ起きると心の準備や備えの方が必要そうですね。

 

 

今回思ったのは、自分の地域のハザードマップは見てるけど、どれくらいの雨量でそうなるんだろう?

 

ってことで、私が住む自治体のハザードマップを熟読したんですが、わかったのは「100年に一度の大雨を想定」としか書かれていませんでした。

(自治体によってはちゃんと書かれているみたいです)

 

 

想定雨量がわからないと天気予報とかで予想雨量〇〇ミリと言われても判断できないですよね。当たり前のことなのに自分も出来てませんでした。

 

想定雨量を事前に知っておきましょう。

これからは田んぼの様子を見に行くのではなく、ネットで情報を拾って判断する時代かもしれません。(停電時を除く)

 

 

私の自治体のハザードマップは、よーく読むと都道府県が出している「浸水想定区域」に基づいて作られていること。大元の「浸水想定区域」は2006年に作られていることがわかりました。

 

2006年・・・大雨被害はあれど今ほど酷くなかったような印象です。

そして2006年の「浸水想定区域」の情報を調べると想定雨量が

 

平均2日雨量 265mm

 

だとわかりました。

 

 

ただ、「平均2日雨量」の意味がよくわかりません。

 

2日雨量は48時間で265mmの雨量ということかな?

平均の意味は、川が流れている地域全体においての平均?

 

(1時間雨量の日本記録が153mm。消去法で1時間平均265mmでは想定しない。)

 

 

 

「浸水想定区域」は川の流域および上流と下流ごとに作成されているようでしたが、私の住む地域が関係するのは一つの河川だけでした。

他の地域のハザードマップは新しいものだと昨年更新されていました。

 

川の上流側に位置する私の住む地域は被害も比較的マシだろうから2006年から更新されてないのか・・・

 

 

さらに詳しく調べると2015年の水防法改正によって洪水浸水想定区域図を作るのに、それまでの「河川整備の基本となる計画降雨」から「想定し得る最大規模の降雨」に変わったそうです。

 

 

つまり、

 

水防法改正(2015年)以前に作られたハザードマップで安心するな!!

 

ってことでいいんでしょうか・・・

水防法改正降だからって鵜呑みにすべきかは自己判断ですが、より厳しくなってるようです。

 

 

つまり我が地域には、この時代の基準とすべきハザードマップはないのですアセアセ

旧基準でもどこが低いかはわかるので、ある程度参考にはなりますが・・・

 

断熱のH25基準で満足するな!!にちょっと似てる?

 

 

ちなみに日経新聞(2019/11/13)よると2割ほどが旧基準のままなんだとか・・・

大勢に影響のない田舎は後回しなのかな?当然といえば当然

 

 

 

過度な心配はどうかと思いますが、正しく恐れられるようにしたいです。

 

 

~補足~

ハザードマップに載ってない小さな川や水路から溢れるので、近隣の水路や土地の高低差は事前にしっかり確認しておくことが大事だとテレビで言ってました。