masqueradedejavu|blog

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美しい言の葉したため

『お前がこう言ったから、俺はこうしたんだ。』『誰かに言われたからこう行動した。』
大勢の人は、他人がきっかけで行動を起こす生き物だ。基本に、原因他人論で生きている。
誘われたから行く。頼まれたからやる。やれって言われたからやる。ダメだと言われたからやめた。
主体的でなく、受動的、指示待ちのようなマインドになってしまうことはとても多い。

masqueradedejavuは基本的にそれとは真逆の『原因自分論』でやっている。活動当初から『周りを刈るなら、己を駆れよ』を貫き通してるバンドだ。
一貫して『自分がやりたい事をやる。』を貫いてきた。神林と、河本で、2人でしかやれない事を、2人でやれる事を、2人がやりたい事を最大限にやっている。

ライブハウスに出演するにつれて『物申したいアマチュアミュージシャン(アーティストなのに原因他人論の人達)』にたくさん遭遇した。
ライブハウス、出演した後にチケットノルマ精算があり、そこでライブハウスのスタッフからバンドへの部活みたいに『一言物申す』時間がある。ダメ出しだったり、アドバイスだったり、活動のやり方の指摘だったり。ライブハウスの人はそれが仕事だから仕方ない。だから、だいたい聞き流してきた。ほとんど内容は覚えていない。笑
が、その文化に影響され、ライブハウスに憧れを抱いた『物申したいアマチュアミュージシャン』も、言いたい放題言うようになった。
『バンドなんだからベーシスト入れろ』『音源の音をもっとこうしろ』『メイクするならもっとこうしろ』『ウチ(会場)でライブするなら俺をもっと楽しませろ』『好きなバンドがメジャーどころばっかでミーハーだ』
何目線?って思うけど、実際こんな事言ってくる知り合いのアマチュアミュージシャンはたくさんいる。いやいや、君も売れてないんだから対等だろ。何目線か知らんけど。
そういう人達には、ライブを観せて、ぜんぶ黙らせて来た。ライブを観れば全てが分かる。言葉より行動だって示してきた。
だけど、いちいちそのためにライブをするのも時間の無駄だし、何よりマスファンの為にライブがやりたい。『物申したいアマチュアミュージシャン』に関わってるのも時間の無駄だし、自分の感性に多少は影響出てしまう。だから関わるのはやめた。
昨年12月17日大和シリウスワンマンも、知り合いのアマチュアミュージシャンに『ライブに来てください』って声をかけるのをやめた。だから『誘われたから来てやった』ってマウントを取るよう人はいなかった。masqueradedejavuの音楽の本質に興味が無いなら良いよ、来なくて。
12月17日大和シリウスの会場には、観に来てくれたミュージシャンは本当にmasqueradedejavuが好きな人達だけだった。ボクらの音楽が好きな人or興味がある人しか会場にいなかった。
そんな中でやり切ったライブは、いろいろなシガラミから解放されて、初めて自由に表現が出来たな、と感じる素晴らしい空間だった。


12月17日はmasqueradedejavuにとってターニングポイントだったのは間違いない。とにかく自分達主体で活動するきっかけになった。着いてきてくれる人は着いてきてくれる。それで良い。そういう人達こそが、本当のファンだ。


今のmasqueradedejavuは一番に応援してくれてるマスファンの皆を思って発信している。皆と未来に向けてずっと共に生きていきたいって本気で思ってる。

こんな気持ちになれたのも、応援してくれる皆のおかげ。一緒に目標に向かって生きていこう。


まずは、

5月5日あじさいプラザ(100人キャパ)

大和シリウスサブホール(200人キャパ)

そして、横浜駅1000 CLUB!(1000人キャパ)

と、徐々に活動を広げて目指していこう。

ライブが全部神奈川県内で完結するプラン。神林はどこか手の届かないところにいこうとしてるわけじゃない。遠くに行ったりしないよ。

身近に皆と、共に同じ日常を過ごして、そこから大きなステージを、目指して『共に未来へ』進んで生きていこう。誰かに言われたわけでも、指示されたわけでもない。

今のボクらのやりたい事は

『マスファンの皆と共に未来へ』

それに尽きマス。


いつも応援ありがとう!

今日も読んでくれてありがとう!


答えはいつまでも自分自身だって事

masqueradedejavu

『thistle』

https://open.spotify.com/album/2QKzZXP2hy7GrSUn2zWRaA?si=snpjoO9nSK-F9S1i2idjVw


ボクの『好き』を混ぜた楽曲を僕は作っている。

夕焼けで色が変化していく空が好き。真っ暗の中に動く雲の流れ、闇を照らす月光が好き。全力で歌うロックが好き。激しい2ビートも好き。ポジティブだけじゃなくて、ポジティブになる為のネガティブが好き。死にたくはないんだけど、生きる価値も分からなくなって、ふと死にたいと思ってしまうような負の感情も肯定する言葉が好き。

教育における音楽は好きじゃなかった。俗に言うポップスも好きじゃなかった。無理してでも明るくふるまうように商業的に作られた音楽が人間の本質ではないような気がしたし、そう言うものからは何かを見出せなかった。
歌う事は嫌いではなかったけど、授業で歌ったら声量ありすぎるから抑えろって言われた。あ、結局は協調性なんだな、自分の声は要らないんだなって思って、合唱祭の時は口パクで歌った。来てくれた母は、『良い声だったよ』と言ってくれた。(おい笑)それもあり、教育における音楽は嫌いになった。
足並みを揃えることが重要視される学校社会においては、個性なんて要らない。既成の美しさは個性を潰したものだ。

その後になって、ヴィジュアル系や、エモとか、時に激しく、時に悲しい感情すらも叩きつけてくるロックに出会ってからは、何もかもが変わった。それまで聴かされていた音楽はチープに聴こえた。とにかく衝動的だった。とにかく心を揺さぶられた。どのボーカルも、みんな、めっちゃ腹の底から歌ってる!血管切れそうになりながら叫んでる!ボクの求めてたものはこれだ!

ロックは、自分の感性に寄り添ってくれる存在だった。時を経た今でもその衝撃は忘れていない。

ボクも、生きる希望を与えてくれたロックバンド達のように、哀しい時や、やり切れない気持ちの時も寄り添える存在になれたらなって思う。

そのためにもボクの作る曲達は僕の本質や本心を歌いたいし、音楽に嘘はつかずに、とにかく自分の全力を表現したい。

ボクの作る曲に共鳴してくれて、心通わせてくれるファンの皆、本当にありがとう。共に未来へ、共に生きていこう。



先日発表した

3月16日
神奈川県厚木市
厚木バスセンター上→アミューあつぎ
で開催のバドミントン大会&ライヴ


バドミントン大会自体は、そんなにガチではなくオフ会的にゆるゆるやりますが、もちろんライヴは本気でやります!ライヴだけ参戦ももちろん可です!

masmailmaga@gmail.com

まで、ご予約を是非お待ちしていマス!

前回streaming liveで発表の通り、この日限定
でイラストレーター 『椀獏-わんばく-』とのコラボ有りです!お楽しみ!に!

マスファンの皆がいてのボクらだから、マスファンの皆んなと楽しい事がしたいし、一緒に思い出を作りながら、一緒に歩みを進めていきたい。

だから、
今年の目標は『共に未来へ』なんです。

3月16日に一緒に素敵な時間を過ごしてから、次の約束の地、5月5日あじさいプラザのmasqueradedejavu 1st ALBUM リリース企画ライブまで向かっていこう。

https://masqueradedejavu.themedia.jp/posts/51501408?categoryIds=9062629

神奈川県横浜市瀬谷区!相鉄線瀬谷駅駅横のあじさいプラザで待ってマス!

神林 今日は厚木でスタジオでしたね。


河本 そうだね、新しい曲も配信でできたし、いい日だったね。


神林 スタジオ終わった後のサイゼリヤは最近お気に入りなんだよね。


河本 一品ずつコース料理みたいにして頼むのがまた楽しいんだよね。


神林 それにしても今日は代車でフィットに乗ってるよね。X河本は。


X河本 そうそう、いつもと違う車なんだけど、これがまたちょっといかつい感じでかっこよくてね。


神林 なんだかヤン車みたいだよね。


X河本 でもまたそれがねいいんだよねー。みんなにも動画で今度紹介するね。


神林 そりゃ楽しみだ。エックス河本のヤン車紹介ということですか?


X河本 ボディーのこともだけじゃなくてねぇ中のことも説明いっぱいしたいからね。ちょっと楽しみにしててね。


神林  X河本は車詳しいんでしたっけ?


X河本  これがまたねあんま詳しくないからむしろみんなに教えて欲しいんだよね。


神林  X河本はなんだか教えてくれとかみんな教えてとか多いよね。


X河本 知りたいことがたくさんあるとね。みんなから聞きたくなっちゃうんだよね。そういうおしゃべりが大好きなんだよね。僕。


神林 おしゃべりが好きなんだ。コミュニケーションのキャッチボールが好きみたいな感じなんだね。


X河本 そうそうそうそうやって楽しく話してるとさぁ、やっぱ一緒に話しててさぁ、嬉しくなるしさぁ、そういう時間て大事な時間だと思うんだよね。

みんなとの素敵な時間と言うことだよね。


神林 まさに素敵な時間だよね。


X河本 今日もとっても良い時間だったね。

またこれからもこういう時間大事にしていきたいね。

じゃあみんな体に気をつけておやすみ。



 11月2日深夜”ember.-残ル火-“の撮影をした。場所は大和ゆとりの森。

12月17日大和シリウスでのワンマンライブも控えていたので、思い入れの深い、所縁のある地で、楽曲のテーマである『夜』を思う存分表現できる場所を選んで決めた。
大和ゆとりの森は24時間駐車場が利用できる。トイレも24時間利用できる。が、深夜はめちゃくちゃ寒かった。

ワンマンの時の映像で投影した『シリウスとmasqueradedejavu』も、この日に駆けつけてくへた仲間が撮影したものだ。


マイクスタンドもマイクもマイクシールドも照明も当然持参した機材達。当初はスモークマシンも使用する予定だったが、持参したバッテリー電源が容量不足でつかない事態で断念。

動画撮影はシリウス写真を撮影後に、『自分達だけで』深夜3時くらいまで、さみーさみー言いながら、で行った。


ということは、必然的に神林シーンは河本撮影。河本シーンは神林撮影。ということになるよね笑(X河本は俺を撮ってる時の鼻息がマヂやばかった笑、必死だったんだと思うこそ攻めた画角が多い!)

動画の編集は全て僕が行った。

ということは、つまり、全てmasqueradedejavuの手によって制作された映像作品になる。

昨年発表したミュージックビデオcamouflageも同様だ。

masqueradedejavuは活動当初から、”自分たちで全てを作り上げたい”という揺るぎ無い”HARDCORE精神”がある。

自分達で作った大切な楽曲達を、音源、映像、ジャケットデザインまで、自分で手掛けたいという想いがある。

masqueradedejavuは活動当初から、”自分たちで全てを作り上げたい”という揺るぎ無い”HARDCORE精神”がある。自分達で作った大切な楽曲達を、音源、映像、ジャケットデザインまで、自分で手掛けたいという想いがある。


ember.-残ル火-の撮影前から、僕はインナーカラーを辞めて、黒髪ロングにしてる。
昨年、あっち側の世界に旅立っていった大好きなアーティスト、BUCK-TICKの櫻井さん、そしてXJAPANのHEATHさん。少しでも彼らに近づきたくて髪を黒くした。

僕らの魂を込めた作品が、歌が、音源が、あっち側にも届けば良いな。


今日も生きてえらい。

そして、誰よりも今を生きてる皆に、
『まだ生きてる』
事が、何よりも素晴らしいんだって
ember.-残ル火-という一つの作品を通じて伝えたい。

2023.12.17 masqueradedejavu 
大和シリウス サブホール
3rd ONE MAN LIVE 冬の星座
ありがとうございました。

来てくれたファンの皆と音楽を通じてホール内で混ざり合えた、とても最幸な時間でした。

 当日の折込フライヤーにも書かせてもらったのだけど、今までの僕らの道のりはけして楽なものではない。活動開始した2018年から、何度も挑戦→挫折→試行錯誤を繰り返してる。
2023年は完全にライブハウスの出演をストップして、地元に帰ってきた。
再チャレンジとして取り組んだテーマが
「ロック×映像×言葉」だった。

masqueradedejavuをたくさんの人に広めるにはどうすれば良いのだろう?
そんな想いから、3月からYouTubeライブをはじめた。何度も「伝わりやすい表現」を模索して実験した。4月1日「嘘のような転生実演」として、試験的にライブをした。手応えはあった。そこからは来るべくワンマンライブに向けて準備した。


 YouTubeライブはスタジオからやってるから、当然目の前には鏡と壁しかない。人は誰もいない。だけど、今回のワンマンライブは違う。
心を込めて歌った歌を、皆に聴いてもらえている。反応してくれる。
ライブハウスでは当たり前だったことが、こんなにもかけがえの無いものだったなんて…。
歌いはじめた時からずっと感動していた。
そして、改めて皆がいてくれることへの感謝を実感した。

ファンの皆がいるからこそmasqueradedejavuは存在してます。
あの日、あの場所にいてくれて本当にありがとう。


 歌い出した最初はとても広く感じたホールも、ライブが進んでいくうちに、僕の歌と、X河本の演奏と、皆との熱が、青く、赤く、青く、混ざり合っていくようで、最後の「ラストナイト。」を歌い終わる頃には、
僕らと皆の心と心、すべて一つになれてたんじゃないかなぁ。



masqueradedejavuのライブは、来てくれた皆と、その空間の中で、「心と心」で混ざり合えればな、って想いで歌って(叫んで)いる。

生きてるといろいろある。理解されないこともある。もどかしいこともある。

懐かしんだり、落ち込んだり、ムカついたり、寂しかったり、切なかったり、死にたかったり、

それでも生きることを選んで、同じ場所で同じ時間を過ごせる「奇跡」ってすごい事だよね。

すごく幸せな時間だった。
今でも余韻がある。皆も同じようにあの日を感じてくれていたなら嬉しいな。


MCで話したように、
僕らはまだまだこれからのバンド。

数多くのファンがいるわけでも
知名度があるわけじゃない。

だからサポートしてくれる皆が居てくれてこそのmasqueradedejavuだ。
また皆で「1から」マスを作って行きましょう。



ワンマンでの発表①として、

無料メールマガジンとして活動状況やライブの裏側をお届けすることになった。

masmailmaga@gmail.com

お名前だけ記入して送信してくれれば登録完了!
是非登録してください。

もっと身近に皆へ情報をお届けしたいので
SNSやnoteにアップしないような内容もお送りしマス!!

登録の際に、ライブ・音源の感想等あれば、それも是非送ってください。

皆の登録が今後の僕らの励みになります。


masqueradedejavuを
また皆で「0から」作っていこう。

ではなく

「1から」作っていこうと言えるのは、今回ワンマンライブで確実に一歩を踏み出せたからです。
サポートしてくれているファンの皆のおかげ。

どうかこれからもmasqueradedejavuを宜しくお願いしマス〼


いつも
最後まで読んでくれる君もありがとう。

メルマガでも僕のメッセージを読んでくれたら至極幸いです。

masmailmaga@gmail.com

masqueradedejavu
2023.12.12
今年3作目デジタルシングルとして
『thistle』を配信開始した。

夢野久作のドグラ・マグラを読んだ衝撃を歌詞にした曲だ。

生まれた時から身につけた人間らしさ。人間らしい意識。感情。それは脳髄の誤作動で、存在してることすら錯覚だとしたら……ドグラ・マグラに出てくる、『人間の感覚や意思は、脳髄からの判断でなく、身体の隅々にある細胞が決定しているものだ。』という説がとにかく強烈だった。積み上げてきた価値観や既成概念が破壊された。『今の自分の意識は誤作動なんじゃないか』『これまで普通だと思っていた世界全てが見せかけなんじゃないか』読んで行くにつれて、細胞全てが再定義されるような感覚になり、先を読もうとしても、身体が拒否して読めない。、生まれた時から身につけた人間らしさ。人間らしい意識。感情。それは脳髄の誤作動で、存在してることすら錯覚だとしたら……

ドグラ・マグラに出てくる、『人間の感覚や意思は、脳髄からの判断でなく、身体の隅々にある細胞が決定しているものだ。』という説がとにかく強烈だった。積み上げてきた価値観や既成概念が破壊された。『今の自分の意識は誤作動なんじゃないか』『これまで普通だと思っていた世界全てが見せかけなんじゃないか』読んで行くにつれて、細胞全てが再定義されるような感覚になり、先を読もうとしても、身体が拒否して読めない。

頭がおかしくなって発狂しそうな感覚になりなりながらも、何とか読み切ったのはドトール二俣川駅前店だった。人の中にいたからこそ周りの全てが歪んで見えた。理性を保つのが大変だった。もし、誰も居ないところで読んでいたら、喚いていたかもしれない。それくらい衝撃な作品だった。


この感覚は忘れてはいけないと思い、すぐさま元『ヒポマニー』という曲名でデモとして作った。ドグラ・マグラを読んだ直後の発狂したような感覚を解説するような歌詞だった。『自分自身の記録』のような曲だった。その発狂を表現できるスキルがなかった。そして、そのまま数年寝かせていた。

ドグラ・マグラを読んで数年経った。僕はそれなりに生きてる。まだ音楽を続けられている。ドグラ・マグラを読んだ後どう生きたのか。
今年になってmasqueradedejavuで『ピポマニー』を配信ライブでも演奏するようになった。いろいろ経てから表現した『ピポマニー』は、masqueradedejavuならではの『激情の耽美』を大いに孕んだ楽曲に変貌していた。『これだ!』X河本と2人でニヤニヤした。
歌詞を『thistle』に変えた。ドグラ・マグラを読んだ数年後の視点を歌詞に織り込んだ。thistleは薊の意味。美しく棘のある赤い花。花言葉は『独立』『報復』『厳格』だ。
『感情論に惑わされた過去は"後悔処刑"』『全ての既成概念を突き刺して今を生きろ』
『今を生きている俺達への鼓舞』をテーマに歌詞にしている。

文学の知識は乏しいし、読書した上での理解力も高くはない。だからドグラ・マグラの作品に含まれている真意や意図は分からない。それでも読んでからは『全ては自分次第』『思い込みのタガを外せ』という心持ちで生きるようになった。ドグラ・マグラからのインスパイアだ。

12月17日大和シリウス 
masqueradedejavu
3rd ONE MAN LIVE

大事なワンマンでももちろん
報いの花を咲かせるよ。

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ワンマンまで後3日!!!

気合い入れて準備してマス〼

ご来場お待ちしてマス〼


masqueradedejavu
神林だだ

"感情だけは枯れないままです___"

2023.11.30 masqueradedejavu streaming live 〼 〜枯れない夢〜

 ライブは瞬間の美学だ。何度も歌った曲も、その日ごとに感情は変わるから、何回やっても全く同じにはならない。何回やっても表現は変わる。
小学生の頃の図画工作、絵の具をパレットの中で混ぜたお気に入りの色があっても、次にやるときはどうしても再現出来ない。混ぜると絵の具は毎回違う色になる。
2度と同じがない美しさ、儚さ。
アートは瞬間の美学だ。何気ない一瞬が1番美しい。

今回の配信ライブのテーマ曲は、過ぎ去る秋の一瞬一瞬を歌った『BLUE PALETTE』だった。

青く未熟だった日々は、秋の深まりにつれ赤くなって混ざって、枯れて、そして、落ちていく___

時間の経過と、混ざり合う青と赤と、空の蒼を歌った叙情詩。最初はアコースティックギターから始まったアンサンブルが曲が進むに連れてすストリングスやフィードバックギターがどんどん音が増えて、昂って、最後は空の彼方へ向かっていってしまう。そんな儚げでもある楽曲。

"感情だけは枯れないままです____"

この楽曲をmasqueradedejavuとして演奏始めたのは2019年の秋だった。
作詞した当時の僕は、足早に変わっていく季節に、そして変わっていく世の中に、自分だけが取り残されたかのような憂いを感じていた。
生きていれば何かきっと良いこともあるよねって思いながら書いた歌詞だった。

4年の月日が経ったいまも、僕はmasqueradedejavuのボーカルとしてこうして歌えている。大きな夢を抱いて突き進む事が出来ている。
メンバーのX河本と応援してくれるみんなと、感情を枯らさず生きてきたからこそ、いまだに枯れない夢が見れている。
様々な"枯れない感情"が、胸に込み上げた。制御できなくなるくらいに。
昨日のBLUE PALETTEは昂りすぎて途中から言葉にならない声になってしまった。後から聴くと悔しい。なんでいつも大事なところで昂って上擦ったりするんだ!俺の馬鹿!もっと大人になって冷静に歌え!って思ったりもする。
それでもライブは生きた証だし、感情込めて『死に物狂いで生きる』を表現するのが僕のボーカルだから、あれもこれも嘘偽りのない僕だよな。って思ったりもする。
だから今は昨日のアーカイブも残しておくね。
『瞬間の美学を記録』
配信ライブならではの楽しみ方の一つだね。


いまも胸にあなたがいるから

いまも生きていける

あなたは、
これを読んでくれてるあなた。

生きて必ず会おうね。

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12月12日
ember.-残ル火-
配信シングルリリース

12月17日大和シリウス
masqueradedejavu
3rd ONEMAN

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masqueradedejavu
神林だだ

コロナ禍後『約束の多様化』が、どんどん進んでいる。『約束』という言葉は効力すら曖昧になった。
それでも僕にとっての『約束』=『再会』である事はずっと変わらない。


 コロナ禍では『約束』が曖昧だった。『職場で体調悪い人が居たから今日はやめておく』『電車に乗るのが不安だからやめておく』『家族がやめとけって言うから行けない』といった、あらゆる多様な『約束破り』があった。
そしてすべてに対して空気を読んで『あ、それならわかったよ(笑顔)』と、誰も咎める事は無かったし、『無理はするな』って誰もが思った。この先どうなるか分からないし、未来が約束出来ない世の中だった。『約束』を守る事で逆に他人に迷惑をかける事もあった。だから『約束破り』でもなんでも許された。とりあえずでも『今』を生きよう。そう信じて生きた。
コロナ禍は『約束』という言葉を曖昧にし、効力・認識を変えた。

 そしてコロナ禍後の2023年11月現在も『約束』はコロナ禍の時と変わらず曖昧だ。5月からあらゆる制限が無くなった。世の中は『会いたい人には会いたい時に会え』『推しは推せる時に推せ』『やりたいことは今やっとけ』という風潮が強まった。見方は変われどコロナ禍同様に『今』にフォーカスを当てられているのは変わらない。
『他に予定できたから行けない』『行けたら行く予定だった』『本当はやりたくなかったからやらない』といった、コロナ禍前なら『え。。。?』って感じる『約束破り』にも遭遇するようになった。それでも、『あ、それならわかったよ(笑顔)』と返答するようになったし、いちいち咎めることすらナンセンスだったりする。『今』を生きるにはいちいちそんな時間すらも無駄だ。
 現在は『約束』=絶対守らなきゃいけないもの。という認識ではなくなった。もはや未来に向けた『約束』の意味も無い。コロナ禍によって、未来がそのものが曖昧になってしまったのも大きい。多種多様の時代になって『約束の多様化』が起こったのだ。

 そもそも『約束』の言葉のルーツは『束ねる事』らしい。束ねられる事、縛られる事が嫌いな人もいる。そういうタイプは、さまざまな約束をすればするほど、自由を求めたくなる。約束に囚われた未来なんて要らないと考える。束ねられた約束からスルスル抜け出して自由奔放に生きたくなるのだろう。世の中にはいろいろな感性の人がいる。
僕だってそういう側面はある。縛られたくないからロックに目覚め、内面的反抗に走った節は強い。しかし、早いうちからライブハウスでの出演を多くこなしていた為、『基本的に出演キャンセルNG』『出演無理ならキャンセル料』『バックれは干される』『だがチケットノルマもある』という世界線で生きてきた。自由を求めてロックを始めたのに非常にシビアなシステム社会。だから『基本的に約束は守る』が身についている。ワンマン公演ともなると一年以上前から『約束』とは違う『契約』が決まっている。スケジュール管理と信用がないと続けられない事業だ。それを守り抜いてからこそ、ステージ上だけは自由に表現が許されるし、やっと本来の姿になれる。

そういうミュージシャンとしてのアイデンティティが刷り込まれてる僕だから、誰かと会う約束にしても『確実に守れる約束しかしない。』ように決めている。

なぜなら『約束』=『再会』だと認識しているからだ。

生きてまた会う再会の約束をする。今の時代、またすぐ会えるって思っていた友達がこの世を去る…なんて事もある。ずっと生きていれる確証は何処にもない。
だけど未来での『再会』の『約束』をすれば、それまでは生きていれる。それまではなんとか生きていける。『約束』は生きる為のきっかけだ。僕を突き動かす原動力だ。

『約束』の多様性が認められた現在でも、『約束破り』をされた時(コロナ禍ではしてしまった時)のショックはでかい。心の奥から切ない気持ちになってしまう。いつからかそういう体質になってしまった。

だから『再会の約束』を願った曲を作って、今でも歌ってる。re'mainという思い出の曲だ。

12月17日大和シリアス
masqueradedejavu 3rd ONE MAN LIVE
応援してくれてるみんなと必ず生きて『再会』したい。
飾らずに隠さずに本当の自分のままでいれるのはステージの上だけだ。
ファンと、メンバーと、チームと、生きた証を分かち合える瞬間はライブだけだ。

僕と『再会の約束』をして欲しい。

ステージで待っているよ。

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『確実に守れる約束』は生きてまた会う約束。
必ず一緒に果たそうね。


masqueradedejavu
神林だだ

秋の雲 うろこ雲
雲一面の空なのに、明るく、なのに夕方のような秋の昼下がり。ほのかに青く包まれて止まった時間、まるでずっと水の中にいるようだ。

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ふわふわ揺蕩っているのか、ぷかぷか泳いでいるのか、ぶくぶく溺れているか。
毎秋同じような感覚になるから、感覚と錯覚が交差して、本当に自分が水中を彷徨う生き物になった気になる。

毎秋落葉樹は赤くなる。そして落ちていく。秋は英語でFALLともいう。毎年落ちていく。
僕はと言えば、秋はいつでも水の中。あたりは青いまま。水にふやけて朽ちるではなく、青いまま赤く散りゆく落葉をただただ見ている。『青い』は未熟ともいう。いろいろ経た現在その意味を考えると確かにその通りだ。

何度も赤を繰り返す秋が来る。毎年僕の身からも何が枯れて落ちる。今年もまた何かが枯れる。それでも心の空は水の中。青く未熟な時に描いた夢は、青いまま。いくら年月が過ぎようと感情だけは枯れないままだ。

青い時に描いた夢は、『大きな舞台でたくさんの人の前で自分の歌で共感したい』だった。
『大きい』がライブハウスなのか、東京ドームなのか、『たくさんの人』が初見の人なのか、ファンなのか、そのサイズ感が曖昧で分かりにくかった。
ライブハウスでのワンマンライブならやった事あるし、フェスでたくさんの人の前で歌ったこともある。屁理屈みたいな言い方さえすれば、描いていた夢は叶えられている。とも言えるけど、そうではないのは明確だ。

まだmasqueradedejavuには未来があるし、未来を見たい。
だから今でも、『多くの人に響け』と歌を歌っている。
青い時に描いた夢は、ざっくりした夢物語ではなく明確な目標になったからだ。

masqueradedejavuは今応援してくれてるファンのみんなと共に、まずは大和シリウスサブホールを埋めたい(250人)そして次は大和シリウス大ホール(1000人)で埋めたい。さらにKT Zepp(2000人)を目標に頑張りたい。

全てが育った故郷の神奈川県を進出していく明確なプランだ。

今応援してくれている大切なみんなと、これからの物語を、生きた証を一緒に作っていきたい。心からそう思う。一緒に一段ずつ登っていきたい。

青い時に描いた夢は、明確な青写真になった。

まずは最初の目標である
2023年12月17日大和シリウスサブホール
masqueradedejavu
3rd ONE MAN  LIVE
気愛を入れて楽しんでいこう。

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そして
11月30日
masqueradedejavu
streaming live
〼 〜枯れない夢〜

https://www.youtube.com/live/U_ISFQkkJDA?si=4tuhbisD3bIuAlr6


枯れない夢を一緒に観よう


masqueradedejavu
神林だだ

THE LAST ROCKSTARS
The 2nd Tour 2023"PSYCHO LOVE"
11.22有明アリーナに行って来た。いや、参戦してきたが正しい。

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ロゴからかっこいい!

2000年代にブームと少し遅れてヴィジュアル系に目覚め、今も尚ヴィジュアル系バンドをやっている僕は、LUNA SEA、そしてX JAPANから多大な影響を受けている。
更に、妖艶でロックなカリスマHYDEさん、至高のサムライギターMIYAVIさんが集まったスーパーバンド!となれば、沸騰しなきわけがない。

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美しき特大パネル

ライブを参戦というのはやはりロックミュージックならではだ。気愛(気合い)入れて声を出してメンバーに声援を送る。そして手を上げる。
ファンとバンドが、時にはぶつかり合って、そしてやっぱり一体になって、生きた証を証明する。

これぞヴィジュアル系の世界線だ。

2023年はシーンに悲しい訃報が飛び交った。坂本龍一さん、LaputaのAkiさん、BUCK-TICKの櫻井敦司さん、XJAPANのHEATHさん
もう…なんでだよ…って狂い叫びたくなるような日々が続いた。精神状態がおかしくなりそうになった。
それでもTHE LAST ROCKSTARS達はやっぱりロックスターだった。
悲しさも、苦しさも、時に優しく、時に強く、音で包んでくれた。
こんな状況の中でも新曲を作って来てくれて…しかも希望を感じる曲で…感動したし、けして過去のものでない現在進行形のロックサウンドをこれでもかと浴びせてくれた。最高…いや最幸だった。

事前情報でXJAPANのPATAさんがゲスト参加するのは知っていたけど、いざRusty Nailのシンセが鳴り響く中でPATAさんが登場すると、声にならない声が漏れでてしまった。アリーナが怒号のような声で溢れかえった。やっぱりみんなこの曲が大好きなんだよ…。

リアタイで観れなかったhideさんの頃のXJAPANの狂ったように聴いたThe Last LiveのライブCD。しかもリスペクトを込めて大好きなボーカリストHYDEさんがRusty Nailを歌ってくれている…どんどん思い出が溢れ出した。
しかもCメロはどこかToshlさんを彷彿とさせる歌い方で儚く美しく…と、そこまではまだ冷静だったのだが、SUGIZOさんの弾くギターソロになった瞬間、涙が溢れてしまった。

SUGIZOさんかXJAPAN加入後に演奏されていた時と同じく、hideさんのフレーズを愛をこめて弾いてくれたのだ。
以前SUGIZOさんはインタビューで『過去のXJAPANの曲を弾く時は、SUGIZOの個性は要らない。hideさんになるだけだ。』という事を仰ってて、TLRSとして演奏したRusty Nailでもまさにそのまま表現されていた。そこにはhideさんが確かに居た。

THE LAST ROCKSTARSなのに、hideさんがいる。SUGIZOさんがhideさんも有明アリーナに連れてきてくれたのだ。
天国にいるXJAPANメンバーのHEATHさんに向けて、そしてhideさんへ向けて…そんなSUGIZOさんの思いが伝わってきて涙が止まらなかった。

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可愛い5人のトークタイム

それにしてもその後の5人揃ってのトークタイムは楽しすぎるし、PATAさんとの絡みも可愛い過ぎるし、みんな優しいし、感情がぐちゃぐちゃになったけど(良い意味で)本当に感動だった。HEATHさんの事とかXJAPANの事とか、何も言わず、『イキフンで分かれよ』って音で全てを託して、音で全てを表現する姿が本当にロックスターそのものだった。5人ともかっこよすぎだよ。

SUGIZOさんがYOSHIKIさんに言ってくれた『向こう側に行くまではロックし続けよう』って言葉が全て救われた気がした。
僕もかっこいいロックスター達にどこまでも着いて行くし、追いつけるようにロックし続けたい。

最幸な時間をありがとう。