リモート読み合わせ
(ZOOMにて生配信)
↑↑↑↑↑↑
2020年5月末まで
YouTubeアーカイブにて公開。
(是非リンク先へ)


一般市民から無作為に選ばれた
十二人の陪審員たち。

名前や職業、年齢も分からない初対面同士が、
ある事件の審議を始めた。

被告が有罪か無罪かを決める結論は
『全員一致』が絶対条件。

陪審員たちは早速多数決をとり
「無罪」で全員の意見が一致した。

しかし、陪審員の一人が
無罪の根拠を問いただし、
意見を「有罪」としたことから一変。

審議は二転三転。

議論に慣れていない“優しい”日本人たちは
人が人を裁くことに
どのように向き合っていくのか。


劇団 東京サンシャインボーイズ の
代表作といっても過言ではない
三谷幸喜 氏の戯曲です。

1990年初演。
それから再演を重ね、
また映画化もされております。

かの有名な『十二人の怒れる男』の
オマージュ作品です。
もし日本にも陪審制があったら…?
という架空の設定で描かれています。

出演するにあたって、
両方観ました(*・∀・*)ノ

『怒れる男』を彷彿とさせる
パロディ的なやりとりにニヤニヤ
しつつ(*´∇`*)

やはり日本人には日本人にしかない
感性があって。
なかなか『怒れる男』を演じると
感情的なところで違和感が
拭いきれないのだけれども。

蒸し暑さにイライラを露にしたり、
ナイフを持ち出したり
叫んだり罵ったりして
「早く終わらせよう」と発言して
和を乱すこともしないしね。

一切、和を乱さない。
‘空気を読む’ことを最も
必要とする‘日本人のための’
『十二人』だと思います。

でも、あれですね。
人が人を裁くことに対しての
考え方はどちらの『十二人』も
変わらないようで、
やっぱり違ってくるんだなぁ…
作られた時代が違うのも
あるんだろうけど。

根本的には同じなんだろうけど、
それを取り繕っている、
体裁が違うっていうか。


今回のリーディングは、
本当に嬉しかった(*´ω`*)

大好きな作品だっていうのも
理由一つだけれども、
演者が、もう!
ドリームキャストですよ!
過去出演者が揃っていましたね!

吉田羊さんが
めちゃめちゃ良かったので、
またこのキャストでの
舞台版が観てみたいなぁ♪


これを機に、
今後『ZOOM演劇』(ネット配信)が
新しいジャンル…
演劇の可能性としての作品が
出てくるかもしれませんね。

それこそネット会議での
ドタバタを描く、みたいな。



とても素敵な試みでした。
配信が途切れるかもしれない、
何かしらトラブルが
起きるかもしれないという
生の舞台とはまた違った
緊張感がありました(笑)



ちなみに…
この作品を観賞するにあたり、

ピザ屋さんが出てくるから、
なんですけどね。一瞬。

それにしても、ズルかった(笑)
だって演者が…演者が…ね?


**・.+丸山小百合+.・**