ある日の朝、隣組の長が亡くなった。

老衰だったそうだ。


その昔、ビジネスに成功したらしく、近所では有名な社長だった。

莫大な財産の行方に関して大変な関心を集めたのは言うまでもない。


数日後、机の引き出しから遺言が入った封筒が見つかった。


早速読んでみる。


そこには「全財産を使って指定の場所に古墳をつくり、そこに骨を納めてください」というものだった。


かつて聞いたことない内容に家族は絶句した。


ぶっ飛びすぎた内容に破綻してしまい、成約済みの看板が立った土地だけが残った。