今朝の毎日新聞のコラム“通信箱”(磯崎由美氏著)を読んだ。同コラムでは、台湾大震災の恩返しに訪れた慈善団体や阪神大震災を引き合いに、派遣村の顛末を語る。
読んでいて、違和感を感じた。確かに、年末年始の社会基盤がストップするタイミングで路上に投げ出された方々は、お気の毒だと思う。政府の不甲斐無さや、世界的金融危機にも憤りを感じる。
では、派遣という働き方を選択した、あるいは選択せざるを得なかった彼等に全く責任は無いのか?300万人とも言われる非正規雇用の方のそれぞれに理由や事情があるのだろう。
が、彼等は果たして正規雇用へと移行する為の努力を十二分に行ったのだろうか。昨日、昼の情報番組で「技能でも資格でも3つ以上は持ちなさい。」と言っていた方がいた。私もそう思う。何のセールスポイントも無く安定した雇用を要求するのは虫が良すぎる。
この正月から流れているUCANのCMは、フリーターなど、社会的にステップアップを要すると思われる人をターゲットにしているようだ。是非、その様な方々には滑稽なプライドを捨てて、ステップアップに取り組んでいただきたい。一度、親に頭を下げて目標を話し、一定期間の庇護に甘んじるべきである。高く飛ぶ為には大きく屈む必要があるのである。
中には、何が自分に合っているのかと悩んでいる方もあるだろう。残念ながら自分に合った仕事などこの世に存在するはずが無い。仕事に組織に自分を合わせるのだ。それが出来ない方があるのなら、それは稚拙であるとしか形容できない。
残念ながら、今回の派遣切りは天災ではない。企業側、派遣側折半の人災なのである。人災である以上、その責任は人にある。他に責任を求めず、自らを律したい。
