今から45年程前の、花粉症といったネーミング
のない時代からの、ベテランペイシェントであ
りました。
目の痒さに、鼻の詰まりといった諸事情に加え
鼻が詰まって夜に寝れなかったといった状況が
とても辛かったのでありましたが、私の周りに
同様の症状を訴える友人が当時はおらず、発症
から数年間はあまり表立ったニュースとはなっ
ていなかった様に、今でも思っております。


花粉症が市民権を得て、花粉飛散情報やその当
時の原因として、ディーゼルエンジンの排気ガ
スに一因がある等の定説が、アノ当時には流布
されていたかと思われますが、私自身は今も昔
も薬に頼る事が、あまり好きでは無かったため、
一生ものだと諦めて、マスクで凌いでいた日々
でありました。


そのノリで、この地へ27年前に訪れたのであり
ましたが、その当時はまだ山形県では花粉症は
市民権を得ておらず、ましてや気象番組で花粉
情報を流してもおらず、春先に一人だけマスク
を着用して行動していた私は、周囲から奇異の
眼で見られていた事と思われます。


実際に、東京者は軟弱だ~、といった声を親類
の方々より頂いておりましたし、その当時は今
の様な使い捨てのマスクは、市販品で存在はし
ていなかったため、今となっては懐かしい、ア
ベノマスクなる物を着用しておりました。


あれから40年数年程が経過した頃に、春先の例
のアノ症状がナリを潜めている事に気付き、あ
の鬱陶しさを春の季節に経験することのない素
晴らしさに、狂喜乱舞した事につきましては、
言うまでもございません。この理由については、
免役を巡る様々な諸説がある様でしたが、その
ような後付けの理屈は、もはや今の私にはどう
でもよい事でありました。


この様な話を、40代や50代でつい最近花粉症を
発症してしまいました、といった方々にお話を
しました所、予想通りに絶望をされていらした
事に、深く同情を申し上げる次第であります。

終わりとしまして、コロナ禍に経験値を高める
ための一人社会実証実験として、試しにマスク
を着用せずにスーパーや飲食店などに、堂々と
出入りを行っておりましたが、これといった面
白い事件は起こらず、そうした最中にコロナは
ただの風邪として収束をしてしまいました。
しかしながら、この様なマスクを巡る二極の世
界を経験出来たお陰で、マスクに対するこだわ
りは、私にはそれほど無くなってしまっている
というのが、率直なる私の心境でありました。

 

 

 

今後は、このご意見が定説となってしまうのか

、私には全くわかりません。