さてと、、、、前回の続きですね。
それ以来、ファーマーズマーケットのある日、そしてトイレの場所が俺のブースから離れていると分かった時には、”ちょうちんブルマ”状態になることを覚悟し、紙オムツを履くことにした。
それをすることは、まだ若い俺にとって、かなりプライドが傷付いたけれど、自分の生活とビジネスの成長が掛かっているので背に腹は変えられなかったんだ。
ところが、不思議なことに、紙オムツを履くと無意識下で安心感があるのだろうか。ひっ迫状態になるほど「トイレに行かなければ」という状態になることがしばらくなかった。
それで俺は何をしたか。
『我慢できなくなって小便さんを大解放した場合、本当に紙オムツはそれを受け入れてくれるのだろうか』という疑問が湧いたので、”あえて漏らして”みたのだ。
感想はというと、最後にオムツの中で小便さんをしたのは子供の頃で、今となってはさっぱり記憶になく、身体もそれを覚えていない。なので、肌が濡れる感じはなかったけれど、ジェリー状になった小便さんが股下に存在している、その重さと不快感にはゲンナリさせられた。
いずれにしても、30代で大人のオムツを既に経験したことは良かったと思っている。
どうやら世の中のオジサンの、少なくない数が
「自分が寝たきり状態になるまで、絶対にオムツの世話になんかなるものか」
と、頑なになっている、と見たり聞いたりしたことがある。
そう言って、自分のパンツに付いた黄色や茶色い汚れを、自分では洗濯せずに、配偶者や他の家族にしてもらっているのだとしたら、言語道断だと俺は思う。
漏らすのが自分なんだったら、洗うのも自分でしなきゃ。。。
そんなわけで、とっくの昔に大人のオムツデビューを果たした俺。
けれど、解決法を見つけたからと言って、以来毎日オムツを履いているわけじゃない。
自分でコントロールできること。それは骨盤底筋を鍛えるトレーニングをしたり、日頃の食事を変えたり、というようなことは今でも実行、進化している。
「少しぐらいは漏れてもしゃーない。にんげんだもの」
と思って、特に何もしなかった時期があった。
そうしたら、ホースが炎症を起こして、時々痛むことがあった。（ほら、男性なのでホースがあるんですよ）
大事なホースの炎症を慢性化させることはできないので、また俺は熟考した。
ある日、バスルームに置いてある配偶者の生理用ナプキンを見て思い付いた。
「そういえば、オムツまで行かなくとも、“尿漏れパッド”っていうものがあったよなあ…」
早速ググったら、ありましたよ。
大人の男性用パッドが。
迷わずそれを購入し、トライしてみた。
オムツのようなモコモコ感もないし、脱着も極めてシンプル!
ただ一つ、困ったことがあるんです。
先述の通り、俺は男性なので性器にホースがあるでしょう?
生理用ナプキンを使う人ならよくご存知のように、それのテープの部分って粘着力が強いじゃないですか。
パンティーならともかく、俺はそれを履かないので、トランクスとかだとジーンズの中でシワが寄ったりするんだよね。
そしたら時々、パッドのテープ部分が裏返ってホースにくっついてしまうことがある。
催してトイレに入ったときに初めてそうなっていることに気付く。
こちとら排泄という大義名分があってトイレに入ったのに、まずはホースにくっついているテープ部分を剥がさなきゃならない。
しかも丁寧にやらないと、痛くてしょうがない。
その作業をしているうちにホールドできなくなって、手やトランクスを濡らす羽目になる……
こんなことが起こったのも2度や3度の話じゃない。
こういうことの繰り返しですよ。
生きていくということは。
歳を重ねるということは。
小便さん漏れのパッドしていても、オシャレしてもいいじゃない。
そりゃあ、ちと恥ずかしいけど隠すことでもない。
だから、こうして書いているんだし。
紙オムツをコッソリ履いていた俺だけれど、配偶者に隠すことなく「ちょいちょいホールドし切れずに間に合わないことがある」と現実は伝えてある。
俺がドライブ中に催したら、直に近くの公園やガスステーションを探してくれて、それがなければ
「その辺のブッシュ（草むら）なら大丈夫でしょ。Go go!」
と言ってくれる。
ドライブ中に催してトイレが見つからないと焦ってイライラしてくるんだよね〜。
キャンプ用の携帯トイレも積んであるんだけれど、ハイウェイなどを走行中には使えない。
そして今、我が家のバスルームにある棚の中では、配偶者の生理用ナプキンの隣に、俺の尿漏れパッドがシンと並んでいる。
『できる限り、健やかに生きたい』という“軸”とでも言うべきものが、俺には明確にある。
オシャレしながら尿パッド着けて「格好悪いな」とか「恥ずかしいな」という感情を抱きながら、でも好きなものにはこだわりを持って過ごしていく。
結構集中して書いたな。
そろそろトイレに行ってくるわ。😉
この間、古着屋でこんなシャツを見つけた。着られるかっ!!
