月曜日

背中と肩の凝りがひどく、肘にも痛みが出てきたので、

急遽予約変更で鍼灸へ。

 

鍼灸の先生に疲れが溜まっている理由を尋ねられ、

「練習はそんなにやってないので、

単純に寝不足で疲れが溜まっているだけなのかもしれません」

と答えると、

「忙しかったんですか?」

と聞かれたので、

「少し忙しかったのもあったんですけど、単純に眠れない日が何日かありまして…」

と伝えた。

先生は、

「悩み事ですか…?」

とまで聞いてこられたので、

話そうか話すまいかしばらく沈黙して迷ったけど、

言いかけて言わないのは失礼だと思って、

「この歳で、本当にしょーもないことなんですけど…」

と試合の日の出来事について話をした。

笑われるかなと思ったけど、先生は意外にも

「それは眠れませんね…。

そういうこと気にしてる本人に一番言ってはいけないはずなんですけどね。」

と共感してくださったので、ちょっと驚いて泣きそうになり、

そうやってまだそのネガティブな気持ちを引きずっている自分にもまた驚いた。

 

先生は昔からサッカーをされている。

「社会人でそういうミスを責めるようなことすると、

だいたいそのミスした人って来なくなりますからね。」

とおっしゃった。

サッカーこそチームスポーツだから、

1つのミスに対する責任がかなり重いのかもしれない。

高校時代にサッカー部の子が、

他校の有望な選手がサッカーの大事な大会でPKでミスって負けてしまって、

それ以来トラウマでボールが蹴れなくなった

という話もしてたっけ。

 

それを思うと、ただの趣味のバドで市民大会のレベルなのに

なにをここまで気にしているのかと自分でも呆れてしまう(^-^;

 

結果的に

やはり気にしないのが一番いいというアドバイスをいただいた。

前に患者さんでなんかぽえーっとしていかにも鈍感な男子大学生を診たことがあって、

結局その大学生は卒業後不動産営業という大変な仕事に就いたらしい。

お客さんに水をかけられるとかしょっちゅうで、

かなり精神的に参る仕事らしいけど、

意外にもその子は営業成績社内トップなんだとか。

どんなに罵声を浴びせられても

「あと3回行けばいけるっしょ~!」

という感じらしい。

 

「やっぱ鈍感力が最強ですよ。

でも、僕もあの子みたいに鈍感になれって言われてもできないです(笑)

僕も気にして眠れなくなるタイプなんで…。

あ~あの子は今も机の上汚くても全然気にしてないんだろうな~」

と笑っていた。

 

確かに気にしない、

忘れるのが一番。

私にしては忘れるのに時間がかかってるけど、

そのうち時間が解決してくれるのを待つかな。

 

 

火曜日

朝ランニング3キロ

 

20:00~22:00 基礎練習 1面3人

今日も人数が少なく、体力ある男子2人と練習。

1人は全日本社会人にシングルスで出ていたので、かなり疲れている様子だったけど、

練習にちゃんときていて、やっぱり自分も逃げたらだめだなと思った。

 

基礎打ち

フットワーク

サーブ練習

3分、インターバル30秒で順番にやりたい練習を回す。

中心にやりたいのはシングルスの練習だけど、ダブルス練習もやりたい。

欲張りすぎて、時間が足りない(^-^;

全て2:1

・オールショート

・後衛のオールアタックとつなぎ

・シングルスレシーブ

(基本スマッシュ、カット、たまにクリア)

1回目ボロボロだったので2セット

・コースチェンジして移動するプッシュレシーブ

・前全面プッシュ(打つコースを予測して逃さない)

・シングルスフリー

 

本当はオールロングもやらないといけないけど、

この2人のオールロングは球が速くかなりきついので、今日はやめといた(^-^;

本当はやらなくちゃなんだけどな…

今日は一段と2人の球回しが厳しく感じた。

でも別に馬鹿にしてくるようなことは2人とも言わない。

言葉がきついのは勘弁だけど、

練習が厳しいのは大歓迎。

終わった後は達成感があった。

 

 

水曜日

仕事で遅くなって帰宅したのが19時。

疲労もあり、練習に行こうか迷ったけど、2週連続休んだら

もう行くのが億劫になりそうなので、20時~22時で参加。

 

男子ダブルスの中に入れてもらい、5試合やって全敗。

一番強い子と組んだ時は、セッティングで負けた。

しかも私のミス。

やっぱり弱気になったことが敗因だと思う。

 

今日は黙々とゲームをした。

若干精神的に不安定なので、

誰かに何か言われるのを恐れて、私は何もしゃべらなかった。

昨日の2人も無言。そして球は厳しい。

一緒に組んでた年上の男性が、

「今日、なんかみんな雰囲気怖くない?ガチっていうか…」

と私にささやいた。

「試合近いからみんな真剣なんじゃないですか?」

と言ったものの、

やっぱり今日の雰囲気普通じゃないんだなとわかった。

私が雰囲気悪くしてるのかな…💦

 

その後の半面シングルスも全面シングルスも誰にも勝てなかった。

ヘアピン、ドロップ、カットなどネット際のショットが全然入らない。

単純に足が疲れて動けてないのか、

精神的なものなのか…

「肩に力が入りすぎててフォームがおかしい」

と周りの方に言われ、ご親切にも動画を撮ってくださった(^-^;

 

0時に帰宅して寝たけど、

マスカが寝室で大運動会をやっていて3時に目が覚める。

そのまま昨夜の練習の不甲斐なさを思い出し、なんか目が冴えてしまった。

仕方がないからお盆に実家から持って帰って来た本を読んでいると

いつの間にか寝ていた。

 




木曜日

 

朝起きたら睡眠不足のせいか

体がだる重い。

正直、今までみたいにバド楽しい!

毎日練習したい!

という気持ちではなくなっている…

でもまた来月シングルスの試合がある。

そのために練習しなくちゃいけない

って感じ”(-“”-)”

試合のための練習

これからこれをずっと続けていくんだろうか…

なんて考えてしまう。

課題をみつけ、1つ1つ克服していくことの楽しさが先月まではあったのに、

今はその頭が完全にSTOPしてて、

ただ、ミスを恐れ、勝った負けただけの記憶しか残ってないことに気づく。

基礎練習は楽しいけど、

点数をつけるゲーム練習を今は本当にやりたくない。

 

夫から電話があって、調子を聞かれたので、あまりよくないと答える。

来月の地区シニアの大会も正直棄権したいくらい

向かっていくエネルギーみたいなものが今ないと言った。

 

夫は気分転換にジムのプログラムを受けるように言ってきた。

「夜も練習あるんだけど…」

と言っても

「そんな状態で練習行っても意味ない。また落ち込むだけだろ。

もうバドは朝だけでいいから、とにかく気分転換にジムのプログラムを受けろ」と言って

夜はヒップアップ(45分)とシェイプアップ(腹筋)(45分)のプログラムを予約させられた(^-^;

 

10:00~13:00 バドミントン教室

今日は65歳以上の男性1人と私とコーチの3人だけだった。

この待遇は激熱で、シングルスの練習を中心にやってもらった。

・基礎打ち

・2:1シングルスレシーブ(5分)

カットとスマッシュが主。たまにクリア。

・ハイバック

まずフォーム確認の為、カットからやった。

今まで、手を伸ばしたまま、溜めをつくらずドロップを打っていた。

肘を体につけるぐらい脇をしめて力を溜め、

打つ瞬間に足を床について手も伸ばす。

溜めの力と足の力を使うことで、上手く当たれば強いカットを打つことができた。

こうやって飛ばせばクリアも楽に飛ぶんだろうか。

ハイバックのクリアは女子は飛ばないと思ってたけど、

そんなことはないとコーチは言う。

ただまだ完全にフォームとタイミングを習得したわけではないし、

なぜかクロスの方が簡単で、ストレートに打つ方が難しかったので、

引き続き練習していこうと思う。

新しいことに挑戦する。

できなかったことができるようになる。

こういうのが、バドの楽しさなんだよな。

と改めて思い出すことができてよかった。

 

・1:1スマッシュとカットスマッシュ

A:ショートサーブ

B:ストレートにヘアピン(上から早くさわる)

A:浅めのはやいロブ

B:ストレートライン際に長めのスマッシュか

 クロスに短いカットスマッシュを相手にわからないフォームで打つ

A:取れたらクロスに返球

 

先生のタッチが早く後ろに下がるのが遅れるので、

ほぼジャンプするようなかたちでスマッシュを打つ。

相手がロブを打つ前に下がろうとすると、

「だめです」とヘアピンを打たれた(^-^;

体幹がないのか、コントロールはなかなか難しかった。

意外にもラウンドよりフォアの方が力が入りにくくぶれやすい。

右足から体の右側に力を入れ、体が右に流れないように軸をしっかりするようアドバイスいただく。

普段ならクリアを打ってしまう球だと思う。

ミスのリスクも高く、相手に読まれれば、厳しい返球が来ることが予想される。

でも上手くいけば、ショットのレパートリーが広がり、

ラリーを切ることができるので、ライン際をしっかり狙えるよう練習しようと思った。

 

レシーブ側もやったけど、相手の男性のフォームがわかりにくくコースも厳しいのでほぼ取れなかった。

相手に打たせるという意識で前傾姿勢、体勢を低くして構えることが大切だと言われる。

上体が立っているといい球は返らない。

中国や韓国の選手は、逆にそれを利用してボディに強いスマッシュやプッシュを打って相手にのけぞるように取らせて上体を起こさせておいてから、床に落とすというようなプレーをすると言っていた。

 

2:1の前衛練習3分

 

ヘアピン 30球

 

休憩時間にコーチに

前回の試合でファイナル20‐21で負けてしまって

それ以来少しトラウマになっていることを話し、

点数が競っている時、どんなことを考えるか聞いてみた。

「まずはシンプルにミスにつながるような無理な球は打たないですかね。

でも強気で攻めるようにはしています。守りであっても、打たせているという意識を忘れず、攻撃的なレシーブをするなど、攻めに転じるように考えていますかね」

とおっしゃった。

攻めの姿勢か~

私にはこれが足りなかったんだろうな…

「最後どんな風に負けたんですか?」

と聞かれたので、

「とりあえず終盤私の調子が悪かったので、ペアの方に「もう全部とるんで触らないでください」って言われてて、でも最後前に落とされたやつどうしようか迷ったんですけど触ってしまって、それがネットを越さなかったんです。だからだいぶ責められましたね…コートから出て欲しいと思ったまで言われて結構ショックで…それから、練習でもデュースとかあと1点とかになると思考がストップしてしまうんです。まあもともとこういう状況苦手ではあったんですけど」

と打ち明けた。

 

コーチは

「それペアの声かけとしては最低ですね。試合中にそんなこと言われたら誰でも弱気になると思います。ミックスは女性がゲームを作るので、女性が機能しなくなったら終わりです。

私がそんなこと言われたら、「いえ、私が全部触ります。あなたには触らせません」って怒りますよ。なんか自分が組んでやってるみたいな意識の言葉ですね。私も昔合わないコーチがいて、試合中色々言ってきてもオール無視してました。インターバルで色々アドバイスしてくるんですけど、ペアはちゃんとうなずいたりしてたんですけど、私はもう無意識に背中向けて完全シャットアウトしてたみたいで、周りの子から笑われました。自然と耳に入ってこなくなるんですよね…(笑)でもペアにそんなこと言われたらさすがにキツイですね」

と言った。

ずっと全部自分が悪いと思っていたので、2人が共感してくれたことにほっとして泣いてしまった。この歳でたかがこんな趣味のことで人前で泣くなんて恥ずかし過ぎる…とは思ったけど、我慢できなかった。

 

コーチは

「☆saki☆さんは、5月から来てますけど、本当に最初の頃に比べたら別人級に上手くなってます。自信もってください。「私がゲームを作るんです。私があなたを次のステージに連れて行ってやるよ!」ぐらいの気持ちでいった方がいいんです。私もコーチの言葉に傷ついて1週間毎日泣いてたことがあります。そういう時は色んな人に話して、いろんな人の考えを聞いたほうがいいんです。私もいつでも相談乗りますんでいつでも言ってください。」

と心強い言葉をいただいた。

「ラスト1点に関しては、私も悔しい経験があります。自分としては頑張ったつもりでしたが、大事な試合で、あの試合で勝ててたら、ステージが変わっていたかもしれないなと思うと悔やまれます。

そういえば○○さんというレジェンドがいるんですけど、その方も全日本総合でファイナルのデュースで負けて悔しい思いをして、それ以降バド以外の日常生活でもラスト1本にものすごくこだわるようにしたみたいです。

たとえば、電車。待てばすぐ次の電車が来るわけなんですけど、その方家をギリギリに出て駅までダッシュして、絶対その電車1本を逃さないという生活を1年続けていたみたいです。そしたら、翌年の全日本総合では勝てなかった相手に勝つことができたんです。」

と言っていた。

 

日常生活まで1本にこだわるってすごい執念…

でもその悔しい思いを忘れないってことが大事なんだと思う。

私は電車にはめったに乗らないので、

バドの基礎打ちや練習で、

ラスト1本は絶対にミスしない、

いや、ミスしないだけじゃなくて

攻めの意識を持ってミスしないということにとことん拘ろうと思った。

自分はラスト1本に強い人間だ

という自信さえ持てれば、最後まで弱気になったり攻めの姿勢を崩すことはないはず。

 

やっぱりコーチのポジティブさは素敵だと改めて思った。

これは色んな経験に裏付けされたものもあるのだろう。

話を聞いてもらってスッキリした。

 

嫌な記憶は忘れるのが一番楽なんだけど、

心のどこかで次のステップに進むには、

この苦い経験を忘れてはいけないような気がしていた。

 

嫌な記憶は練習で消す

敗因は他にもたくさんあるので、できなかったことをとことん練習して、

もっと強くなるぞ~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾