ねじ式

1998年公開。石井輝男プロダクション制作。

ツベ - 浅野忠信

国子 - 藤谷美紀

看護婦 - 藤森夕子

家主 - 丹波哲郎

木本 - 金山一彦

もっきり屋の少女 - つぐみ

村の飲み客 - 杉作J太郎、海原由樹

やなぎ屋の娘 - 藤田むつみ

娘の母 - 三輪禮子

ヌードの女 - 青葉みか

女医 - 水木薫

ロイド眼鏡の男 - 原マスミ

村長 - 高野慎三

セパード - 広崎哲也

医師 - 三木秀則

ツベの祖母 - 清川虹子（特別出演）

制作・監督・脚本 - 石井輝男

助監督 - 三木秀則

監督助手 - 広崎哲也

撮影 - 角井孝博

音楽 - 瀬川憲一

録音 - 曽我薫

照明 - 野口素胖

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

面白かった。

前衛的でシュールな作品を、すごく真面目にちゃんと作品にしていると思う。

良い意味で自主映画的。

石井輝男、７４歳とかの作品なのね！

最初のシーンを舞踏で表してる（どこかな？と思ったらアスベスト館の人なのね）のとかは、

舞台のオープニング的手法。ラストも。収まりが良いよね。

貧乏でじめっとした世界観にもかかわらず暗い気持ちにならないのは、

主人公が朴訥とした品性があるというかまだ若いというか、

で、これを浅野忠信がやっているからいい。

２０代の頃出会った芸大生や、いとうくんのこと思い出したりした。下駄とかね。

出てくる女優もみんな若くておっぱいや肌が元気で良い。

おばあさんたちも逞しくていい。

それであんたが言いたいのはこういうことだ

の人たちがいる画

金太郎飴工場

あなたは私の母なのでは？の

「ごきげんよう」「たっしゃでな」

目医者ばかりの街を抜け出して

丘の上に兵隊？みたいの歩いてる画

（エリオット・アーウィット「メキシコ」の写真が元だそう）

のシーンが好き。

原作漫画に忠実な美術。素敵。

ちなみに美術補の名前に西廣奏さんの名前。珍しい名前だから、あの舞監さんだよね？当時聞きたかったなあ、、

ちなみにつげ義晴ってご存命なだね！

イかれた作品だけど、本人的には大真面目に無意識の表層を掘って写しているのだろうな。。

だからなんだか共感というか、イメージの世界で観てなんかしっくりくる。

「ねじ式」石井輝男