モーターサイクル・ダイアリーズ/Diarios de motocicleta | CINEMA

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DVD鑑賞ネタ。

モーターサイクル・ダイアリーズ/Diarios de motocicleta
監督 ウォルター・サレス
脚本 ホセ・リベーラ
製作総指揮 ロバート・レッドフォード
出演者 ガエル・ガルシア・ベルナル/ロドリゴ・デ・ラ・セルナ
音楽 グスターボ・サンタオラヤ
公開 2004年5月7日
上映時間 127分
製作国 アルゼンチン アメリカ合衆国 チリ ペルー ブラジル イギリス ドイツ フランス

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26,7の頃かな、恵比寿の、いまはなきガーデンCINEMAで観て以来、2度目の鑑賞。

初めて観たときも「すぐにもう一回観たい!」て思ったくらい感動したけれど、
やっぱり、この映画が瞳に見せてくれるものは、胸にくる興奮とときめきと真実の深さ、まさに旅をしてるような時間なのであった。

“国境を越えるとき、新たな気持ちがこみあげる。
後に残してゆく国への郷愁と、次に行く国への興奮だ”のような台詞、
わかるーーーーーー!!!

大河や土ぼこりや暮れ行く大きな空、瞳の強い人々や握手、広大で荒漠な大地、生まれる人との出逢い、
まがりなりにも私もいろんな国に行ったなあ、と、映像に映る景色に重ね合わせるわたしが見て来た景色がことごときあり。心の井戸に共鳴する。


ペルーで会う、銅山での危険な仕事を止むなく探しにゆく夫婦の“悲壮な表情”
仕事を探すのでもなく何故旅を?と聞かれ、「旅する為に旅してる」と答える恵まれたエルネストとアルベルトの気まずさ。
「この奇妙な夫婦に人間的な親しみを覚えた」というチェ・ゲバラ。そう、ゲバラは、人間に対して、そっとその心を深いところで見、しばし寄り添おうとするひとなの。
その率直さが根付くグラウンディングのしっかりさに敬意を表します。
そこから発する誠実で率直な行動力だから、ひとがついてくるのだよね。



ああ、旅っていいなあ、だし、
深く人と合い対する、て大事だなあ。


自分の真理にも合い対し、その使命を見つけることも。
これは若いからだけでなく。きっと、ほんとはずっと大事なことなんだけど。





※ガエル・ガルシア・ベルナルは顔もフーセル(熱い男)なところも増田に似ている。笑。